ハミルトン ジュネーヴ トノー(樽型) 二針 手巻き レディース HAMILTON GENEVA・HA-7393

1970年代 HAMILTON cal.483 17石 21600振動/h 手巻き

今回、ご紹介するお品は、ハミルトン(HAMILTON)のジュネーヴ(GENEVA) トノー(樽型) 二針 手巻きのドレスウオッチです。
文字盤は光沢のあるブラウンゴールド色のミラーダイヤルで、凹形状となっており、奥行き感じられる珍しい文字盤です。その文字盤に書かれた、ハミルトン(HAMILTON)の文字が所謂、旧ロゴと言われる斜体ロゴとなっておりアンティークウオッチらしさが味わえます。ハミルトン(HAMILTON)の旧ロゴの下には、ジュネーヴ(GENEVA)と書かれていますが、そう言えば同じ年代に、オメガ(OMEGA)にもジュネーヴ(GENEVA)と言う人気のシリーズ名がありましたね。ハミルトン(HAMILTON)は、1974年にオメガとティソの合併会社SSIH(後のスウオッチ・グループ)の傘下となっていますが、その事も関係しているのかもしれませんね。
インデックスは12時、3時、6時、9時位置にホワイトの三本線のシンプルなインデックスが描かれており、それらを指し示す針は、ホワイトのバトンハンドです。竜頭にはオニキスと思われる石があしらわれております。風防は恐らくミネラルガラスと思われます。裏蓋はスナップバック式です。裏蓋の内側には(HAMILTON)のHのエンブレム、HAMILTON WATCH COSWISSの刻印が確認できます。革ベルトに付属する尾錠には、大変、貴重なハミルトン(HAMILTON)のHのエンブレムが確認できます。因みに、インデックスの無い時計の時刻の合わせ方ですが、0分、15分、30分、45分の様に、切りの良い時間に合わせるのが一般的だと思いますが、忙しい朝等は、切りの良い時間まで待つのも大変ですので、正確なクオーツ時計をベンチマークにして、時計の長針の角度をベンチマークのクオーツ時計の長針に合わせる様にして頂くと、それ程誤差も無く、不便無く、お使い頂けると思います。

搭載ムーブメントは、HAMILTON cal.483 17石 21600振動/h 手巻きです。ムーブメントの状態も良く、竜頭の巻き上げも軽快です。ムーブメントの受け板には、ハミルト(HAMILTON)のHのロゴ、HAMILTON WATCH CO483の刻印が確認できます。因みに、このムーブメントのベースキャリバーは、地板には表示がありませんがア・シールド社のcal.1977系のようです。時計メーカーによって、ベースキャリバーの刻印をそのまま残している場合と、敢えて消している場合に分かれるようです。ア・シールド社のcal.1977系は、cal.1977、cal.1977-2、cal.1977-4がありますが、恐らく、cal.1977-2かと思われます。このア・シールド社のムーブメントはかなり小型の為、時計のデザインの自由度が増し、スイスの多くの有名メーカーが採用していたようです。

このサイトをご覧になられている女性が何人位おられるのかは分かりませんが、普段、仕事や家事、子育て、介護、勉強等、頑張っている自分へのご褒美としていかがでしょうか。このサイトをご覧になられている方は、やはり男性が多いと思いますので、アンティークウオッチに、ご理解のある女性へのプレゼントにも最適です。最近の若い女性は、腕時計を着ける習慣が無く、スマートフォン等で時間を確認する方も多いですが、ポケットからスマートフォンを取り出し時間を確認するよりも、腕時計で時間を確認する方が、その女性の一挙手一投足が美しく感じられますし、腕時計は自己表現ができる重要なアイテムの一つでもあります。
ハミルト(HAMILTON)ファンの方、是非、この機会にいかがでしょうか。

風防は視界を妨げる傷はありません。ケースは、使用に伴う小傷はありますが、全体的に目立つ傷みも無く、製造年代を考慮すれば美品だと思います。

革ベルトは社外品です。(未装着で、大変綺麗な状態です)
尾錠はハミルトン(HAMILTON)のHマークが確認できます。

付属品はありません。

日差:平置きで、実測±30秒程度(秒針が無いので、長針と文字盤のインデックスのズレから判断しています)に収まっております。
サイズ:ケース横幅(リューズ含まず) 約21.5mm
ケース縦幅 約28.5mm
厚さ 約8mm
ラグ幅 約11mm