ブローバ BULOVA クッションケース 自動巻き・HA-7029

2000年頃 MIYOTA cal.8215 21石 21600振動/h
自動巻き ハック機能無し

ブローバ(BULOVA)は、ジョセフ・ブローバが1875年にアメリカ、ニューヨーク・マンハッタンに宝飾店を開業した事がブランドの起源となり、後にアメリカを代表する時計メーカーに成長します。最近では、2015年10月に開かれたオークションで、1971年、アポロ15号の船長であったデイヴィッド・スコット氏が私物(正式装備品はオメガ スピードマスター)として持ち込み、月面での船外活動を供にした、ブローバクロノグラフに日本円で1億9700万円の値がついたのは、記憶に新しいところです。

今回、ご紹介するお品は、ブローバ BULOVA クッションケース 自動巻きです。
まず一目見て、目を引くのが大型のクッションケースです。この時計が、販売されていた2000年頃と言えば、やはりパネライブームだった影響を強く感じますが、ミリタリーウオッチらしさに溢れ、竜頭プロテクターが無いところも、スッキリした印象でカッコイイです。文字盤は、クールな黒色に、ギョ―シェの縦ラインが入っている凝った造りで高級感が有ります。12時、3時、6時、9時のアラビア飛び数字の書体も丸みがあって、どこか愛嬌があり愛着が沸きます。それらを指し示す長短針は、太めのペンシルハンドで視認性を高めています。また、3時位置には、日付窓が配されていますので、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く活躍してくれます。風防の内側にサイクロップレンズが付いていますので視認性も高いです。
風防は、ミネラルガラスと思われるドーム形状で、イイ雰囲気を醸し出しています。竜頭には、音叉をモチーフとしたブローバのエンブレムが確認できます。竜頭はネジ込み式で正常に機能しております。裏蓋はスクリューバック式でスケルトンとなっていますので、テンプの美しい動きを見て楽しむ事もできます。付属の革ベルトの尾錠には、ブローバ(BULOVA)の表記があります。

搭載ムーブメントは、MIYOTA cal.8215 21石 21600振動/h 自動巻きです。自動巻きですが手巻機能もあり、使い勝手も良いです。ムーブメントの振動数も、耐久性を重視してか、8振動(28800振動/h)にせず、あえて、6振動(21600振動/h)に拘っていると思われる点も好感がもてます。精度も必要十分です。

私がこの時計を所有してから、100mの防水検査は行っておりませんが、海やプールで使用しておりましたが、防水性は、特に問題は無く、安心して使用できると思います。
この時計を装着していると気分は、海軍の「特殊潜水部隊」と言ったところです。
ブローバ(BULOVA)、ミリタリーウオッチ ファンの方、是非、この機会にいかがでしょうか。

ケースには小傷があります。風防は視界を妨げる傷はありません。文字盤、針に傷みはありません。全体的に目立つ傷みも無く、概ね綺麗な状態だと思います。

革ベルトは社外品です。尾錠はブローバ(BULOVA)の表記があります。

付属品はありません。

【操作方法】
ネジ込み式竜頭を反時計回りに回し、竜頭を開放し、その状態でゼンマイを手巻きできます。竜頭を1段引いた状態で、日付早送りができます。
竜頭を2段引いた状態で、時刻調整ができます。
また、時刻調整後、竜頭の締め忘れに注意してください。(防水性が保てません)
竜頭の締め方は、竜頭を軽く押しながら、時計回りに回して下さい。(竜頭を強く押しながら回すと、竜頭やチューブのネジ山を傷める原因となります)

日差:実測±20秒程度(平置き)に収まっております。
サイズ
ケース横幅(リューズ含まず) 約40mm
ケース縦幅(ラグ含まず) 約40mm
ケース縦幅(ラグ含む) 約48.5mm
ラグ幅 約22mm
厚さ(風防含む) 約15mm