エドックス EDOX Peseux プゾー ムーブメント搭載 ドレスウオッチ 手巻き・HA-7007

1970年代 Peseux プゾー cal.7046 17石 手巻き 21600振動/h

エドックス(EDOX)は、1884年、スイス・ビエンヌに創業されました。創設者のクリスチャン・リュフリ・フルーリーは、妻ポーリーンの誕生日に彼自身がデザインして作った懐中時計をプレゼントし、これがブランドの設立のきっかけとなります。エドックス(EDOX)のブランド名は、古代ギリシャ語で「時間」を意味します。また、1900年ごろから砂時計をモチーフとしたエドックス(EDOX)のロゴマークが使用され始めます。

今回、ご紹介するお品は、エドックス(EDOX) ドレスウオッチ
手巻きです。ドレスウオッチらしく、金色のケース、光の反射によりグラデーションが生じるゴールドの旭光文字盤に黒色のローマ数字が上品な佇まいを感じさせる時計です。また、ブラウン管TV型のケース、風防も良い感じで、70年代の空気感を感じます。3時位置には、日付窓が配されていますので、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く活躍してくれます。日付の早送りは、短針をPM8:00～AM12:00付近を往復させることで可能です。(少し面倒に感じられますが、機構がシンプル故、日付の早送りに伴う、機械のトラブルが少ないメリットがあります)
風防はプレキシガラス(アクリル)です。裏蓋は、スナップバック式です。裏蓋にはシリアルナンバー 、エドックス(EDOX)の砂時計のロゴマークが刻印されています。裏蓋の内側には、STAINLESS STEEL BACK SWISS MADE と刻印されています。竜頭にもエドックス(EDOX)の砂時計のロゴマークが確認できます。

搭載ムーブメントは、名機、Peseux プゾー cal.7046 17石 手巻きです。ムーブメントの状態も良く、竜頭の巻き上げも軽快です。ムーブメントの受け板にはエドックス(EDOX)の砂時計のロゴマーク、17JEWELS SWISS MADEの刻印が確認できます。Peseux(プゾー)社は、1980年代のスイスにおけるムーブメントメーカーの再編によってETA社に吸収されてしまったため、Peseux(プゾー)社は現存していませんが、デイト表示機能が無い、Peseux(プゾー)cal.7001は、現在は、ETA cal.7001として名前を変え、現在も大活躍中のムーブメントです。二針又はスモールセコンドのドレスウオッチ ムーブメントとして欠かせない傑作機となっております。

現在のエドックス(EDOX)は、クロノグラフやダイバーズ等を得意とし、スポーツウオッチのイメージが強いですが、古典的で、本来のドレスウオッチの良さを十二分に味わえる美しい時計です。私が持っているエドックス(EDOX)のイメージは、「伊達男」が愛用しているイメージがあります。「伊達男」を自認されているエドックス(EDOX)ファンの方、是非、この機会にいかがでしょうか。

風防は研磨仕上げ済みで視界を妨げる傷はありません。ケースは、使用に伴う小傷があります。文字盤は、僅かに傷みはありますが、時計の雰囲気を損なう様な、目立つ傷みはありません。製造年代を考慮すれば美品だと思います。

革ベルトは社外品です。

付属品はありません。

日差 平置きで、実測±20秒程度(秒針が無いので、長針と文字盤のインデックスのズレから判断しています)に収まっております。
サイズ:ケース横幅(リューズ含まず)約29mm
ケース縦幅(ラグ含まず) 約26mm
ケース縦幅(ラグ含む) 約32mm
ラグ幅 約18mm
厚さ(風防含む) 約8mm