タグ・ホイヤー TAGHEUER プロフェッショナル 200METERS ボーイズ ダイバー クォーツ WE1210-R・S-1194

1990年頃 ETA cal.955.412 7石 クォーツ

タグホイヤー社の前身であるホイヤー社は、ドイツ系スイス人である、エドワード・ホイヤーにより1860年に設立され、スポーツウオッチの開発を得意としていましたが、
1970年代に起こった、クォーツショックにより資金難であったところ、1985年にTAGグループからの資金援助を受けて、皆さんも良くご存じである、タグホイヤーに社名変更されました。
このサイトをご覧になっておられる方の中には、日本が現在よりも、景気が良く、元気があった1990年前後に青春時代を過ごし、タグホイヤーに憧れていたという方も沢山おられるのではないでしょうか。私のなかでは、「音速の貴公子」こと、F1ドライバーであった故アイルトン・セナ氏がアンバサダー契約を結んだ事で、現在に繋がる、タグホイヤーのスポーツウオッチのイメージが確立した気がします。
今回、ご紹介するお品は、1990年頃の、プロフェッショナル 200METERS WE1210-Rです。ボーイズサイズのダイバーズは現行品のタグホイヤーには存在せず、ある意味貴重な存在ではないでしょうか。3時位置には、日付窓が配されていますので、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く活躍してくれます。日付表示はクイックチェンジ機能(AM12:00付近で一気に日付が変わります)搭載です。当然、ハック機能も有りです。風防のガラスは、傷に強いサファイアガラスです。
時計に造詣が深い方は、文字盤の6時位置辺りに書かれているT SWISS MADE Tのトリチウム表記なども気になるところではないでしょうか。これから時計を使っていくなかで、トリチウムの色の変化も楽しめると思います。回転ベゼルは、逆回転防止機能付です。ネジ込み式竜頭は正常に機能しております。裏蓋はスクリューバック方式です。

搭載ムーブメントは、スイス製、ETA cal.955.412 7石 クォーツです。このムーブメントは、本格的ダイバーズにふさわしく、バッテリー切れ予告機能(電池が消耗すると秒針の運針が4秒毎になります)を搭載していますので、バッテリー切れの兆候を事前に知ることができます。今回の出品にあたり、2022年5月、新品電池(SR927)に交換しております。
メタルブレスは、ウエットスーツの上からも時計を装着できる様に、エクステンション機能付で、海中に時計を落とす事が無い様に、ダブルロック方式となっております。
私がこの時計を所有してから、200mの防水検査は行っておりませんが、海やプールで使用しておりましたが、防水性は、特に問題はありませんでした。
やはり、クォーツの利便性、防水性の高さ、タグホイヤーのブランド力、回転ベゼルの利便性(コインパーキング等の時間を測るのに便利です)、ボーイズサイズ故の軽く、大き過ぎないサイズ感で、何かと出番の増える時計です。
使用に伴う小傷はありますが、美観を損なうような大きな傷は無く、概ね綺麗な状態です。
メタルブレスの伸びも、ほぼ、ありません。
メタルブレスの腕廻り長さは、現状、約17cmに調整されておりますが、コマの一つ追加とバックルのラグ穴の移動により、約18cm程度まで対応可能です。
(腕廻りの太い方は、注意、お願い致します)
腕廻りの細い方は、コマの減少により、対応可能です。

付属品は余りコマ一つです。

【操作方法】
ネジ込み式竜頭を反時計回りに回し、竜頭を開放し、竜頭を1段引いた状態で、日付早送りができます。
竜頭を2段引いた状態で、時刻調整ができます。
また、時刻調整後、竜頭の締め忘れに注意してください。(防水性が保てません)
竜頭の締め方は、竜頭を軽く押しながら、時計回りに回して下さい。(竜頭を強く押しながら回すと、竜頭やチューブのネジ山を傷める原因となります)

日差:クォーツなので、日差は問題ありません。
サイズ
ケース横幅(リューズ含まず、リューズガード含む)約35mm
ケース縦幅(ラグ含まず)約32.5mm
ケース縦幅(ラグ含む) 約40mm
風防直径 約24mm
ラグ幅 約18mm