SEIKO CROWN クラウン セコンドセティング 21石 手巻き 立体青焼アラビックダイアル 国鉄クラウン 昭和42年 高鉄 鉄道時計・JA-1801

1966年11月　Ref.J14096 　Ser.6N*****　 Cal.57A　21Jewels　手巻き SECONDSETTING(秒針規制)

SEIKO　CROWN　SECOND SETTING　21J　希少な国鉄配給時計になります。
鉄道時計の標準仕様である全数字タイプのインデックスおよび秒針規制をクリアーしたモデルであり、大き目で丸味を持たせた数字の文字盤が魅力的で、光沢のある赤秒針がアクセントになっているビンテージウオッチです。
昭和40年代の国鉄時代に、車掌乗務員のみに配給されたモデルとして、基本的に非売品のため、市場には滅多には出回らず、廃印等の処理を施した個体がJR等の払い下げイベントなどで出回った個体が見られる程度で、とても希少な時計です。
ちなみに、当時のセイコー製品が世界水準に達したと国民に認められたモデルがこのCROWNであり、精度および耐久性についてもハイグレードなモデルを鉄道用に準備したと推測されます。
ちなみにCROWNに搭載されたムーブメントはCal.560 が主流ですが、この時計には国鉄CROWNで一部見られているCal.57Aが搭載されており、セコンドセッティングは竜頭を起こしたと同時に秒針が停止する構造になっています。
また、裏蓋には『昭和42　腕203　高 鉄』と刻印されており、ほぼシリアルナンバーと合致する内容であり、国鉄の高崎鉄道区　No.203の意味と読み取れます。
文字盤にはケースとの際などに経年劣化は見られますが、殆どの地盤部分の光沢は健在で、何より特徴の盛り上がった数字インデックスは光の加減で青色に輝き、現在も当時の良好な状態を留めており、さらに独特の形状をした時分針や赤に塗られた秒針なども時代感は否めませんが、貴重なタイムピースです。画像情報のみになりますが、内部のムーブメントも概ね良好な機械で精度も申し分なく、是非手に取ってご覧になって頂きたい時計です。
国産ビンテージウオッチの中でも、希少なモデルであり、鉄道と共に歴史を刻んだ逸品をご堪能頂ければ幸いです。

≪外観コンデシション≫　外観には経年使用による薄い擦れ傷などの小傷は見られますが、気になる傷や劣化個所は無く、ビンテージウオッチとしては良好なコンディションになります。ケース、裏蓋などに錆などの劣化や歪みは見られません。 ≪裏蓋≫　裏蓋は薄い擦れ傷はありますが、ビンテージウオッチで良く見られる工具傷は無く、鉄道時計としての刻印『昭 42　腕203　高鉄』は鮮明で状態良好です。≪文字盤、針≫　文字盤は半世紀前の時計ですので、良く見ると外周部分に塗料の薄くなっている所と、9時、12時部分のミニッツスケール付近にやや目立つ劣化箇所が見られますが、その他の部分には光沢も十分残っており、直視では白文字盤に黒色のアラビックインデックススタイルですが、斜めに傾けると光の加減で青色に輝く仕様であり、再生文字盤では味わえないディテールが垣間見れると思います。 また、針の金属部分に薄い時代感は見られますが、赤色の秒針などが残っております。≪風防≫　風防は光の加減で見え隠れする薄い擦れは見られますが透明感は十分感じます。 ≪竜頭≫山も残っており、操作性も良好です。 ≪ムーブメント≫　機械は順調に稼働しており精度良好です。 ≪ベルト≫　モレラート製カーフベルト(未使用)を装着致しております。 【付属品】本体、モレラート製カーフベルト(未使用)が付属します。

日差は平置実測で約20秒以内です。(多少の姿勢差は有るものとお考え下さい)。ケース径は約35ミリ(リューズ含まず)、縦(ラグからラグまで)約42ミリ、厚さ約10ミリ、ラグ幅は18ミリ、腕回り20センチまで対応しております。