IWC インヂュニア INGENIEUR Ref.666 Cal.8531 ゲイフレアー製7連ブレスモデル 2019年12月OH済み明細付属・IP-2256

1960年代製、Ref.666、Ser.170****、Cal.8531、DATE　AUTOMATIC

IWC(International Watch Company)のINGENEUR(インヂュニア)、特殊耐磁腕時計になります。
1940～70年代までの IWCは 『オールドインター』 と呼ばれ、現代のリシュモングループ傘下のIWCとは一線を画き、自社開発しパテントを保有する機械構造を備えた高評価のムーブメントが特徴であり、独自のポリシーに基づいた時計を一貫生産した、マニュファクチュールとして、半世紀以上経った現在でも人気の高い時計が多く存在します。そのIWCの歴史の中でも、モデル名が明記された、いわゆるペットネームで呼ばれているモデルは数えるしかなく、中でも特殊性やそれによる希少性で人気が高いモデルがこのインヂュニアになります。
肉厚なステンレスケースに文字盤下部のおよび裏蓋内の軟鉄カバーによりムーブメントを保護する2重構造を形成し、超が付くほどの耐磁性能(80,000 A/m)を高めムーブメントを保護する構造をしている点が最大の特徴です。
搭載ムーブメントにも名機Cal.8531デイト機能付きが搭載され、僅かな手の振りでも効率的に巻き上げることが出来る双方向巻き上げ機構“ペラトン式”と呼ばれる独自の複雑構造を有しています。その他にもこのマスロット方式(バランス調整)は、現在でも高級機にしか採用されない微細な特殊技術や、ヒゲゼンマイにもブレゲタイプ採用で高いクオリティーを誇示した機械になります。
文字盤については、光沢地のあるシルバー地に弾丸インデックスで構成されており、時計針も力強いドルフィンハンズが用いられ、経年変化した夜光付きのダイアルは人気アイテムです。竜頭にもオールドインターしか見られない、当時のリアル魚マーク竜頭が残っており、発売当時の防水性をさり気なく演出しています。
更に、このインヂュニアには大変コンディションが整った、GAY FRERES製のブレスレット(8X10コマ、FF:1A)が付属しており、インヂュニアの醍醐味を味わて頂けると思っております。
時計本体はアンティークショップで購入した時の物であり、昨年に分解洗浄を施してありますので安心してご使用頂ければ幸いです。

【文字盤(ダイヤル)】　薄い焼けやスポットなどの経年変化がありますが、全体的には良好なコンディションになります。針・インデックスも概ね良好な状態です。夜光は経年変化しています。【ケース・裏蓋】　スレ、コキズが認められます。凹みはありません。【風防】　薄いスレが認められますが特に目に付く大きなキズやスクラッチはありません。装着しての日常視認性は十分に確保されています。【竜頭】　当時の刻印(さかな)があり、山も十分に残るコンディションです。手巻きの巻上げ、針の調整など、操作性はスムーズです。(自動巻きの時計ですが針が止まっている場合などは手動でリューズを巻き上げて針が動いていることを確認してご使用ください。)ハック(秒針停止)機能はありません。【ムーブメント】　湿気の混入も見られず状態良好です。【ブレスレット】　使用に伴う使用感は感じますが、修理箇所や伸び感はありません。 【付属品】修理明細OH済みです。

日差は24時間の実測で15秒前後に収まっています。(実装時は多少の姿勢差はあるかと思います)。ケースサイズ横(リューズ含まず)約36ミリ、縦(ラグからラグ) 約45ミリ、厚さ約12ミリ(風防含む)、ラグ幅18ミリ、腕回り20㎝(最大)です。