ロンジン Cal12.68 ピンクゴールド10金無垢 ブルースチール 1938年～1939年製 オーバーホール済み・店舗の保証書付属・L-2437

1938年～39年製造
Cal 12.68Z
ケースはピンクゴールド純金無垢です。
経年のやれがありますが、粒金仕上げにより優れた美観です。
オメガの30mmキャリバーと並び評される名キャリバー12.68z。耐久性とメンテナンス性に優れ、質実剛健なムーブメントです。
一般的な12.68Zはスモールセコンドですが、これはセンターセコンド、12.68Zにはいくつか種類があったようです。下記のHODINKEEのサイトでは同型のキャリバーが12.68Zとして紹介されておりますので、ご参考までに添付します。
12.68Zの初出は1929年とされておりますので、その約9年後にこの時計は製造された事になります。
https://www.hodinkee.com/articles/bring-a-loupe-30-june-2017

製造番号5336016
ムーブメントに刻印された製造年代から考えるに1938年～1939年の製造。
製造年代からも貴重ですが、この個体は10金無垢のピンクゴールドにブルースチールの針が合わせられた非常に豪奢なドレスウォッチです。
当時としては大きめのサイズでしたが、現代ではちょうど日本人の腕に合う30mm程度のため、存在感も大きすぎず小さすぎずと思います。
文字盤は2時から4時の間に小さな小傷がありますが、年代の割には全体的にはきれいな状態を保っております。数字部分はミラーのように光をうけると反射し、輝くようになっており、高級品であったことをうかがわせます。
ケース外側に刻印がありますが、10金か18金かは明確に確認していません。トラブル防止のため10金として出品しました。
ブレスは社外のバンビを装着しておりフリーサイズでご使用いただけます。
およそ80年前のアンティーク時計となります。
もともとはイギリス人の方が長く持っていらしたものだそうです。
もともとついていた非常に古いベルト(これも社外品)もありますので、ご希望でしたらお付けします。ただしすでに切れております。

短針のハカマ(付け根)部分が割れております。また四番車の芯が曲がっておりますが、針が取れたり、稼働に不具合(遅れや進みなど)などはございません。時計店にてオーバーホールを2018年3月にしてあり、その際緩急針の調整、タイミングスクリュー調整等も行っております。実用使用も問題ありません。 将来もし問題が起きる場合は、時計店にてパーツを探してくれるとのことですが、なにぶん古いモデルのため、時間がかかる可能性はあります。
【ダイヤル(文字盤)】経年の焼け、シミ、コキズが認められます。アンティークの良い雰囲気です。文字に大きなかすれ消えはありません。針・インデックスは経年変化しています。
短針のハカマが割れております。そのため、取り付けは若干緩くなります。(動作上で問題が生じる、とれるなどの意味ではありません。) ブルースチールは光の当たり方で表情を変えるので、とても楽しませてもらえます。
【ケース】一度研磨お願いしておりますので、傷は非常に少ないです。金無垢のケースですので、磨けばとにかく光ります。
【竜頭】一見するときれいですが、ややゆがみがあります。巻き芯がやや歪んでいるため巻き上げの時非常に小さなたわみがあります。調整してもらい可能な限り修正しています。ですが完璧を求められると、この個体は難しいかもしれません。
【風防】特に目に付く大きなダメージなどはありません。通常のプラ風防です。
金の刻印がすれて見えなくなっております。10金としておりますが、18金かもしれません。
【ブレス】ベルトは社外品のバンビです。
すぐに日常使用可能です。
【機械】4番車の芯が曲がっています。ただし日差には影響はありません。
古いモデルで、ドナーとなる個体がないため、現状のパーツを使用してもらっています。
ただし、頼めば探してくれる時計店ですので、別途、ご購入いただいた方には保証書も付けてお渡しいたします。
【その他】この年代はLONGINESは会社の方針(堅牢さと生産性を重視していたようです。)でバネ棒ではなく、ケース一体型です。一度、バネ棒への変更を試みましたが、ラグ幅が非常に薄いため、断念した経緯がございます。

日差: ±1分程度
サイズ: 下記すべてmm
縦(ラグ含む) 45mm
縦(ラグ含まない)35mm
横(竜頭含む)37mm
横(竜頭含まない) 35mm
厚み 約10?(プラ風防トップまで)