シーマ アーモンド型 ドレスウオッチ 二針 手巻き レディース CYMA・HA-7099

1970年頃 CYMA SYNCHRON cal.10 17石 21600振動/h 手巻き

シーマ(CYMA)は、ラショードフォン出身のセオドア・シュオブとアブラマン・シュオブ兄弟によって、1862年にル・ロックルに設立されました。1970年代には、CYMA、DOXA、ERNEST BORELの3社が連合を組んで「CYMA by SYNCHRON」を発足します。

今回、ご紹介するお品は、「CYMA by SYNCHRON」期のシーマ(CYMA)の二針 手巻きのドレスウオッチです。
この時計を一目見て、まず、目を引くのが美しい銀色の アーモンド型のケースです。
文字盤は、シルバー色の旭光ダイヤルにローマ数字が配され、それらを指し示す針は、ペンシルハンドです。シンプルなデザインでありながら、アーモンド型のケースがアバンギャルドで何処か色気があり、どの様な装いにもマッチするクールでカッコイイ時計です。東洋人に多い、美しい目の形をアーモンドアイと呼びますが、アーモンド型のケースのこの時計は、そのような魅力的な瞳をお持ちの方にお似合いもしれませんね。竜頭には、シーマ(CYMA)のCマークが確認できます。風防はプレキシガラス(アクリル)です。裏蓋はスナップバッ
ク式です。裏蓋には、シリアルナンバー、モデルナンバーが確認できます。裏蓋の内側には、CYMA SYNCHRON S.A.の刻印が確認できます。

搭載ムーブメントは、CYMA SYNCHRON cal.10 17石 21600振動/h 手巻きです。ムーブメントの状態も良く、竜頭の巻き上げも軽快です。ムーブメントの受け板には、SYNCHRON 10、角穴車には、CYMA CAL 10の刻印が確認できます。因みに、このムーブメントのベースキャリバーは、地板には表示がありませんがETA社のcal.2412のようです。時計メーカーによって、ベースキャリバーの刻印をそのまま残している場合と、敢えて消している場合に分かれるようです。ベースキャリバーが、ETA社だけあって、信頼性が高く、性能が良いのは勿論ですが、アンティークウオッチを日常の相棒として使用し、維持する上で大切なパーツ入手性も高い事は、やはりETA社ならではの利点です。

このサイトをご覧になられている女性が何人位おられるのかは分かりませんが、普段、仕事や家事、子育て、勉強等、頑張っている自分へのご褒美としていかがでしょうか。このサイトをご覧になられている方は、やはり男性が多いと思いますので、アンティークウオッチに、ご理解のある女性へのプレゼントにも最適です。最近の若い女性は、腕時計を着ける習慣が無く、スマートフォン等で時間を確認する方も多いですが、ポケットからスマートフォンを取り出し時間を確認するよりも、腕時計で時間を確認する方が、その女性の一挙手一投足が美しく感じられます。
因みに、日本の自動車メーカーである日産の高級車シーマは、時計のシーマ(CYMA)に影響を受け、名付けられたものです。最近では、女優の伊藤かずえさんの愛車である初代シーマのレストア企画などが話題となっていますね。当時、初代シーマの開発責任者であった三坂泰彦氏が、少年時代にお父様から買って貰った時計がシーマ(CYMA)だったそうで、いつかは、このシーマ(CYMA)と言う名前を使いたいと、温めていたそうです。三坂泰彦氏のお父様や、シーマ(CYMA)の時計に対する憧れが感じられる良いお話しですね。
シーマ(CYMA)の黄金期を知る方は勿論、周りの女性と被らない、個性的で美しい腕時計をお探しの方にピッタリだと思います。シーマ(CYMA)ファンの方、是非、この機会にいかがでしょうか。

風防は研磨仕上げ済みで視界を妨げる傷はありません。ケースは、使用に伴う小傷、文字盤には若干傷みがありますが、全体的に目立つ傷みも無く、製造年代を考慮すれば概ね良い状態だと思います。

革ベルトは社外品です。(写真撮影の為、試着した程度で大変綺麗な状態です)


付属品はありません。

日差 平置きで、実測±30秒程度(秒針が無いので、長針と文字盤のインデックスのズレから判断しています)に収まっております。
サイズ: ケース横幅(リューズ含まず) 約24.5mm
ケース縦幅(ラグ含む) 約23.5mm
厚さ(風防含む) 約7mm
ラグ幅 約12mm