SEIKO セイコー SUS メカサス 4S15-7020 ミリタリー調 フラットベゼル シルバーダイアル オートマチック メーカーOH済み 絶版モデル・JA-2357

1996年製　4S15A　25Jewels　Sir.68****　100防水　HI-BEAT　AUTOMATIC

1990年中頃に発売され、機械式時計の再ブームを予感させた国産腕時計の一つである、SEIKO　SUSシリーズ、通称「メカサス」シルバーモデルになります。

当時の開発コンセプトは、『機械式腕時計の復活。基本的に視野性を重視した、時間を知るための道具』を掲げて、メンズサイズでもコンパクトなケースに明暗時に視野性を確保するメリハリのある夜光文字盤をモノトーンの色彩でまとめた、ミリタリー調のデザインが特徴の時計でした。

また、セイコーの最高級ライン 【KING SEIKO】 と並ぶモデル、【CREDOR】にも使用されていた 4S系ムーブが搭載されており、手を抜かずに機械式腕時計の復活にかける開発陣の意気込みが感じられた製品でもあります。

今回ご紹介するモデルは、ブラック・シルバーの2種類が用意された中のシルバーダイアル3針タイプになり、針は瞬時の視野性を確保するルミブライト蓄光剤が塗布され、4時位置にはカレンダーが付き、SEIKO製では珍しい幅広なフラットベゼルおよびスクエアーカットの時針が大変個性的な印象です。

文字盤の下部には赤文字でトレードマークの【S】がマーキングされており、ケースバックはクリスタルバックスケルトン仕様、10気圧防水ならびに傷がついても目立たない様に全体的にミリタリー調の艶消し仕様が用いられております。

比較的高価な価格帯で投入された野心感あふれた時計であり、製造コストや当時のメカニカルウオッチの状況もあり、非常に短命に終わった経緯を辿り、現在にして人気のアイテムであり探しても中々見受からないレアアイテムでもあります。

皮肉にもその後に記念復活した【KING SEIKO】や、同じ機械が使われていたアルピニストなど、諸々の復刻モデルやミドルネーム・アイテムが人気を博したことについて当時は情報誌のネタになっていたようです。

【外観】 ユーズドコンディションになりますので、側ケースには使用に伴う薄い擦れ、良く見てみるとベゼルに薄い当たり傷など多少の使用感はみられますが、気になる傷・劣化は無く、全体的に良好な状態の時計です。裏蓋はスケルトン仕様のスクリューバック構造であり、綺麗な状態を保っております。 【文字盤・針】 文字盤および針等は傷等なく綺麗です。 【ガラス】 クリスタルガラスは拡大すると確認出来る様な薄傷は確認出来ますが、視認性に影響が出る事も無く、特に気になるようなものではありません。 【ムーブメント】 2022年5月に、メーカーにて分解洗浄を実施しておりますので、日差も少なく時間精度も安定しており、時刻操作、日付の早送りなどリューズの操作も快調です。 【ベルト】 純正ベルトは劣化の為に新品のミリタリー調のストラップをお付けしております。 【付属品】 時計本体、カーキミリタリー調ベルト(新品)

日差は平置で10秒以内です。ケース径は横約34.5ミリ、縦約41ミリ、厚さ約10.5ミリ、ラグ幅18ミリ、腕回り約20センチは十分に対応可能です。