ロンジン フランシロン スプリットセコンド クロノグラフ 18KYG無垢 ラトラパンテ 精度良好 レア
- 販売価格
- 480,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1997年 Ref.L4.654.6.11.2 Cal.668.2 自動巻き 28,800振動 26J
- 特徴・セールスポイント
- 1832年スイスのジュラ地方にあるサンティミエにオーギュスト・アガシがフローリアン・モデル、ヘンリ・レイゲルらと時計組み立て会社「レギュール・ジュンヌ&アガシ商会」を設立。1862年にオーギュスト・アガシの甥っ子であるアーネスト・フランシロンが経営に参加し新会社を設立しまし、1867年アーネストはサンティミエの「Les Longines」に一貫生産のできる近代的な工場を建設しました。当時、時計の製造は職人が各々の工房で別々に作業するスタイルが一般的でしたが、会社は職人を一箇所に集めて作業させました。これにより安定した生産と、高い品質を実現することができたのです。社名も現在の「ロンジン」に改称されました。その一大功績を上げたフランシロン生誕130年を記念して作られた「フランシロンシリーズ」。中でもこの18イエローゴールド無垢製のいわゆる「割剣」と呼ばれ時計の複雑機構のひとつでもあるスプリットセコンド・クロノグラフ(ラトラパンテ)は出色の出来です。ベースはバルジュー7750ですが、地板にペラルージュ模様を入れ、ブリッジにはコート・ド・ジュネーブ装飾、ローターは金無垢製の物に交換されています。この裏蓋はたいへん工作精度が高くキツク閉まります、興味本位で開けてしまいますと金無垢で柔らかいため傷だらけになり、手では絶対に閉まりま せん、特別な工具が必要となりますのでご注意ください。時計表示は3時位置にオフセンター配置され、6時位置に12時間積算計、9時位置に永久秒針、そして12時位置に30分積算計が配置されています。文字盤はホワイトで画像では分かりづらいかも知れませんが、格子状の細かいテクスチャーになっており、外周にはパルスメーター(脈拍計)がプリン トされています。側面はクル・ド・パリ仕上げ(フランス語で「パリの爪」の意味)でキラキラ輝いて美しいです。タマネギ型竜頭やプッシュボタンも凝った作りになっ ており、ロンジンの本気さを感じます。操作は右上のボタンを押してクロノ秒針がスタート、もう一度押してストップ、右下のボタンを押してリセットとなります。クロノグラフ計測中に左上 のボタンを押すと、クロノグラフ秒針下側の黒い針がストップしスプリット計測ができます。もう一度押すと金色のクロノグラフ秒針に追いつき戻ると いう仕組みです。最近のロンジンはスウォッチグループの中でも比較的リーズナブルなブランドという位置づけにされており寂しい限りですが、1990年代にはこのよ うな素晴らしい高級時計を作っていました。38ミリというケースサイズも現在のデカ厚時計に辟易している方にはちょうど良いサイズでしょう。限定 で販売されたフランシロンシリーズ、お探しの方もいるのではないでしょうか。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- ケースには金無垢特有のスレと微細な小キズが多少見られますが、大きなキズ無く概ね綺麗です。金が目減りしてしまいますので、あえて金磨き用クロ スなどで磨いておりません。ウラ蓋にはフランシロンの肖像と名前や生誕年Ref番号、金のホールマークなどが刻印されています。文字盤、針等にダメージはありません。風防はサファイアガラスなのでキズは全くありません。クロノグラフの動作、帰零も正確で問題ありません。当時の価格は110万円ほどでしたが、金も高騰している現在、このようなスペックの時計作ろうとしたら考えられない値段になるでしょう。スプリットセコンドはたいへん繊細な機構ですので、頻繁に操作すると故障の原因になるのでご注意ください。ベルトはスイス製の新品クロコ型押し本革ベルトに替えておきました。装着時の落下を防ぐため、この時計で当方が使っていたものですが、オマケに中古のメッキ製Dバックルをお付けします。全体的に素晴らしいコンディションの時計ですが、あくまで中古の時計です、完品を求める方や神経質な方はご留意ください。補足説明:時計が金無垢で重いのでDバックルが手首に食い込んで痛くなる為、ベルトの剣先側と尾錠側を逆向きに取り付けています。装着のコツと して剣先を定革と遊革の輪に通してからバックルをパチンと閉めるとスムーズにでき
ます。
- 日差・サイズ
- 日差はタイムグラファー計測値-10秒程度と、たいへん良好です。ただし自動巻の時計の場合、腕に装着した場合の姿勢差や振動、温度や季節によって変わってきますのでご承知置きください。サイズ:直径約38mm(竜頭含まず)、厚さ約12.5mm、ラグ幅20mmです。
