ロンジン LONGINES チェコ軍パイロットウォチ 1920年製 ポーセリンダイヤル 出荷記録付き
- 販売価格
- 189,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1920年代製/Cal.15.94
- 特徴・セールスポイント
- LONGINES古いパイロットウォッチです。ロンジンといえば、アヴィエーションウォッチの開発に力を入れていたメーカとして良く知られています。このチェコ軍に約3000本供給されたとされるの独特のクッションケースの時計はあまりにも有名です。この固体は、ロンジンミュージアムの担当からのメールにて1920年の8月にバルカン半島のエージェントに出荷されたことが確認されています。1920年ですから、本当に初期にチェコ軍へ納入された固体であると思われますが、証拠にこのモデルはCal.15.94という懐中時計用に開発されたムーブメントを搭載されております。これはチェコ軍の希望納期があまりに短期間であり、最初のLOTは急ごしらえで出荷されたとされており、精度の出ることが大きな懐中の機械を採用したことによります。 ケースバックにはチェコ軍の管理番号刻印がありません。これも初期ロットによる特徴で、急遽納入し現地へ供給した為、管理番号を入れられる事無く出荷された固体があるとされており、Cal.15.94を積んだパイロットウォッチは600個程といわれております。歴史については、http://timewatches.us/Longines/j/4to15/1594.html や http://ninanet.net/watches/others09/Mediums/mlonginesmil.html に載っています。機械はバイメタル切りテンプで金梨地仕上げ。分割受けも美しく、いかに高級仕上げだったかがわかります。横須賀の有名店、太安堂の店主であり、“機械式時計の名品”の著者である栗崎氏も、Cal.15.94をかなり高く評価している記事を専門誌で読んだことがあります。瀬戸文字盤の航空時計で80年以上前の物がどれだけ残っているかを考えたら、どれだけ希少なものかがわかっていただけるかと思います。後期の鉄文字盤(antimagnetic表記)になると玉数も増え、時折見かけます。オリジナルのポーセリンダイヤルに薄い線(ニュゥ)があるもの、見立つところに大きな欠け割れも無く、年代を考えますと良いコンディション。(見えない見切り部分に欠け有)ラグに売られた番号とケースバック内に打たれた番号もそろっており、部品一つ一つが管理されていたことがわかります。3年程前に購入時にOHをされており、動作問題なく、巻き上げも非常に滑らかで、時間も1920年代の時計とは思えないほどの精度が出ており普段使いに差し支えない程です。ケースベゼル部の回る部分は、半分くらい回りますが、下のほうに来ると渋いです。ケースを外しますと全て回りますので多少ゆがみもあるようですが、年代が年代です許容範囲かと思います。日常使いに支障はありません。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 時代を考えても、全体的にはかなり美品だと思います。瀬戸文字盤のダイヤルの薄いニュゥあるも、一見はそれほど目立ちません。OHされていますので機械はよく動いていて正確。風防も当時の薄山ガラスのオリジナルで、竜頭もオリジナルコンディション。夜光は後年に乗せ替えられていて多少焼けてくすんでいてなかなかの雰囲気です。ダイヤルはポーセリンゆえ、キレイです。最大のセールスポイントは、LONGINESミュージアムのお墨付きが付いたメール付き。出荷記録がわかっています。(スイス語表記)嵌め殺しラグなのでオーダーメィドの皮バンドが付いていて、時代こそ違いますがLONGINESの尾錠をつけてあります。
- 日差・サイズ
- 日差30秒以内。直径約40mm(竜頭含まず)です。