ロンジン スクエア アンティーク 18金無垢 手巻き オーバーホール済
- 販売価格
- 130,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1960年代 Cal.428
- 特徴・セールスポイント
- ロンジン社が1960年代に製造した18金無垢スクエア型ケースの手巻きモデルです。ロンジン社の歴史は1832年にまで遡ります。スイスのサンティミエに時計組み立て会社が設立されたのがその始まりです。その後30年ほど時を経て、当時としては画期的な生産システムを導入し本格的な時計生産を開始します。その生産システムとは、職人を自社の工房に集め、部品製造から組み立てまで、時計製造全ての工程を一貫して行うことでした。現在では当たり前のこのシステムですが、当時はまだ職人たちは自宅の工房で別々に作業するのが一般的だったのです。これによりロンジンは安定生産と高品質という当時はまだ不可能とされた矛盾を現実のものとし、一躍ロンジンはその名を一気に広めることに成功しました。その後、その高い技術力を買われリンドバーグが大西洋無着陸横断飛行でロンジンの時計をしていたのはあまりにも有名な話ですが、その他にも1896年の第一回五輪の公式時計、1933年には最初のF1レースであるブラジルGPの公式時計にも選ばれています。このようにロンジン製の時計は様々な分野から信頼されていたということがわかります。そしてこの時計ですが、そんなロンジン社が自社一貫生産をしていたころの貴重な時計です。当時のロンジン製のムーブメントは一流職人により丹念に綺麗に磨きあげられ、芸術品のようなムーブが多いことで知られています。特にクロノグラフのムーブである13系は現在でも愛好家の間ではクロノムーブの傑作と言われており、非常に評価が高く、アンティーク市場では高値で取引されています。そんなロンジン製腕時計ですが、コストと手間隙をかけて作られていたのは1960年代までで、70年代に入ると安価で正確な日本製クオーツの台頭によってロンジンの芸術品ムーブは姿を消すことになります。この時計はロンジンの手間隙をかけて作っていた最終期頃の製造となります。現在のロンジンはスウォッチグループに買収され安価なETAムーブを搭載した製品がほとんどですが、アンティークのロンジンはまるで作りが異なり全くの別物です。定期的なオーバーホールときちんとした正しく丁寧な扱いをしていればあと100年くらいはお使いになれると思います。また、この時計は2007年9月にアンティーク専門店の職人によってオーバーホール済みです。テンプの振りも良く素晴らしいコンディションを保っています。また、風防や竜頭に尾錠といったオリジナルのパーツが現存しにくい部分も当時のオリジナルのままで残っており大変貴重な存在です。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 約40年前の時計としてはコンディションは非常によいといえます。18KYGのケースには年数経過による若干のスレキズはありますが、目に付くような大きなキズは無く、販売当時の美しいヘアラインがそのまま残っています。また、ムーブメントも非常にコンディションは良く、ロンジン製手巻きキャリバー428はサビ一つ無く美しく輝いております。付属品は当時のオリジナル外箱に内箱にギャランティー、そして大変貴重なオリジナル尾錠とフルセットで現存しており、非常にレアな時計だと言えます。ベルトは新品のイタリア製社外品が付いております。
- 日差・サイズ
- 日差は約±30秒を維持してます。サイズは縦30mm 横25mm ベルト幅は20mmです。