セイコー ツインクォーツ スーペリア 未使用品 元箱 取説 保証書つき かなりの美品 1983年製で定価約20万円
- 販売価格
- 99,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1983年製。裏ぶたに刻印の品番は9481-5000(超高級クォーツですので敢えて私自身では裏ぶたを開けておりません)。セイコーの歴史上、別格の位置付けの逸品です。ツインクォーツのキャリバーの中で、スーペリア級の最高級機としては最後発のCal.9481を塔載し、発売当時の仕様では、当時の測定方法にて、「日差」「月差」の計測とはケタ違いの、「年差5秒(常温にて)」という驚異的なスペックで発売された、コストを度外視したセイコーの旗艦モデルであり、現在の高級クォーツ時計でも、一般的には、せいぜい月差約20秒くらいの精度であることを考えると、比較にならないほどの高性能です。一説によれば、このセイコースーペリアには、搭載する「水晶」のさえも、品質のよいものを選別して使われたとも言わ
れております。又、現在のクォーツでは使用されていない、高コストなトリマコンデンサーを搭載し、かつ、温度に対しても特別補正がなされているようです。尚、ご存じの通り、セイコーは「ツインモーション」を開発後は、原価の高額な「ツインクォーツ」の製造を廃止しました。ここまでコストをかけたクォーツ時計ですので、むしろ、技術革新の進んだビジネス優先の現代社会では、かえって実現できないほどの品質重視の品といえましょう。(現在その精度が出ているかは検証していませんが、かなり良好な精度を維持しています)
- 特徴・セールスポイント
- 稀少性の高いモデルであり、かつ、元箱と当時の保証書類(保証期限は過ぎています)と取説もある状態というのは、入手がまず不可能に近いレベルの逸品です。ツインクォーツを表す二重の水晶の「蜂の巣」マークと、セイコーの、グランドやキングを超える最上級の等級を意味するSUPERIORが文字盤に輝いています。80年代初め頃の発売時の定価が約20万円で、セイコーの当時の市販品ラインナップでは最上級クラスの「別格」の仕様です。当時の初任給の約2倍の価格ですので、現代の価値に置き換えると、約40万円前後の価値観となります。グランドツインクォーツ(グランドセイコー後継機)が約8万円、キングツインクォーツ(キングセイコー後継機)が約5万円でしたので、それらの高級時計と比較してもやはり、2
倍から3倍の価値を誇り、君臨していた時計でした。いかにも精巧につくりこまれた、独特のデザインは、明らかに他の時計とは違うという存在感が感じられます。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 未使用の保管品で、かなりの良好なコンディションです。腕にはめて普通の距離で見ると、非常にキレイな時計です。製造後、約35年が経過していますので、若干の経年変化や接触跡などはありますが、製造年代を考えると、非常に美しい部類に入ると思われます。裏蓋をコーティングしている保護シールは経年変化の黒ずみや保管中の接触による小さな剥がれもありますが、写真のように、しっかりと残っており、リュウズにはラピスラズリの様な濃紺のカボッションがあり、魅力的です。外観的には、時計本体はこのように非常にキレイです。ブレスレットの長さは腕回りおよそ16.5センチか17センチくらいあり、やや腕が細めの男性にはちょうど良い太さです。元箱は、内箱も外箱も両方ともありますが、外箱は
紙製のため端のほうが若干傷みがあります。保証書は、化粧箱にて保管中の折れしわがあり、昭和59年に有名百貨店で購入の記入がありますが、個人名等は一切記入されておりません。この時計は、クルマに例えれば、トヨタ2000GT、ホンダのS800、イスズの117クーペ、マツダの初代コスモ、日産の旧フェアレディのような、歴史上重要なコレクターズアイテムです。大切にしていただければ幸いです。
- 日差・サイズ
- 元々、製造段階では、現代のクォーツを遥かに超える、超高級、超正確なクォーツであり、現時点でも日常使用するには精度はほぼ問題ない高いレベルの精度です。ケース径約32mm(リューズ含まず)。この美しい一個を、外に持ち出すのがもったいないと感じており、私自身は、外に持ち出したことはありません。