セイコー 世界初テレビ付き腕時計 テレビウオッチ TV-WATCH 1stモデル 007ジェームズ・ボンド 希少なオリジナル取り扱い説明書、購入時の保証書付属
- 販売価格
- 128,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1982年 T001-5000 クオーツ
- 特徴・セールスポイント
- 1982年12月に発売された、アクティブマトリクス方式の1.2インチ液晶モニターを搭載した世界初のテレビ付き腕時計=セイコーのテレビウオッチです。こちらは東京と大阪のみの地域限定で先行発売された、DXA001というモデルで、翌1983年には廉価版のDXA002 というモデルが追加され、どちらも全国発売となりました(一説には生産台数は13,000個)。1stモデルのDXA001は、リスト・ウォッチの液晶モニターを囲むように黒いフレームがはめ込まれているのが特徴です。1984年度版のギネスブックにも「世界一小さいテレビ」として認定・掲載されました。また、『007 オクトパシー』(1983年)に登場した、ジェームズ・ボンドのスパイ・ガジェットとしても有名です。テレビ機能としては、レシーバーで受信した電波を、ビデオ・ケーブルを通じて、リスト・ウォッチの液晶にモノクロの映像で表示しました。それまでのデジタル・ウォッチ用に使われていた液晶を改良・発展させた、動画表示可能なアクティブマトリクス液晶パネルは、セイコー独自のCMOSLSIを用いた半導体技術と、同じく独自に開発を進めていた液晶技術を組み合せ、駆動・制御回路のすべてをIC化。このうち駆動用LSIは、16.8×25.2mmサイズで、31,920画素が組み込まれ、その画素を1秒間に60回、段階をつけながら明暗制御を行うことができる素子や制御回路を集積したものでした。また、小型化を実現させただけでなく、低消費電力ながら高解像度、受光型のパネルは昼光下でも見やすいなど、優れた特長を持っていました。また、テレビウオッチは、当時、世界最小・最軽量に加え、最も消費電力の少ないテレビでもあり、単三アルカリ乾電池2本で連続5時間までの視聴が可能でした。テレビの全チャンネルほかラジオのFMステレオ放送も視聴でき、リスト・ウォッチ(画像表示)部、レシーバー部、ヘッドホン部の3体に分かれて構成。もちろん時計としての機能も装備し、時計表示、カレンダー表示、アラーム、ストップウオッチ機能が搭載されたフル機能ウオッチで、多機能化競争の激しかったその当時のデジタル時計の中にあって、頂点とも言える存在でした。テレビの放送方式がアナログから地デジに変わってしまった今となっては、残念ながらテレビを観ることは出来ませんが、いまだにデザイン的にも優れた、後世に残すべき希少な逸品です。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 全体的にグッド・コンディションだと思います。ケース裏のこじ開けを当てる部分に小キズがあります。出品に際し、電池を新品に交換して、リスト・ウォッチの作動は確認済みです。放送方式が地デジに変わったことによりテレビは観ることが出来ませんが、レシーバー部も作動していますので、モニターに受信を示す砂の嵐のようなアナログ・ノイズは表示されます。また、FMラジオは正常に受信します。ブレスレットは15コマ+13コマ(おそらくフル・コマに近いと思います)。付属品は、レシーバ、合皮キャリングケース、ビデオコネクタ・ケーブル、SEIKOのロゴが入ったインナーイヤー・ヘッドフォン(ウレタンは付いていません)、希少なオリジナル取り扱い説明書、購入時の保証書(期限切れです)、購入者カード(ハガキ)、レシーバー用の単三アルカリ電池×2本です。
- 日差・サイズ
- 本体のリスト・ウォッチはクオーツですので日差的には日常使用に支障はありません。テレビ表示部は、通常時は綺麗なブルーのモニターで、とてもクールです。ケースサイズは約40mm、厚さは約9mmです。
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