セイコー秒時計一型乙カラフ懐中クロノグラフ大日本帝国陸軍水路部用

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販売価格: 144,000円SOLD OUT

製造年代・ムーブ: 1941年に、第二次世界大戦の大日本帝国海軍及び大日本帝国陸軍からの発注を受けて、セイコーが開発した、国産初のクロノグラフ。通称「セイコーカラフ」。セイコー製のキャリバーを搭載したもののほかに、ロンジン製キャリバーを搭載したものも、ほんの少数ですが、存在するようです。こちらは、日本が誇るセイコー製のキャリバーを搭載しております。

特徴・セールスポイント: 最近では、ほとんど見かけなくなった、稀少なセイコーのカラフです。セイコーのカラフは、戦時中は最先端技術ゆえに民間に一般供給されず、このように官給品として、上級士官等に支給されていました。この時計には、写真のように、文字盤には「SEIKOSHA」と記され、裏フタの外側には「秒時計一型乙」「No.977号」(号は旧字体)と刻印されています。二重の裏蓋の、外側蓋の裏側には「SKS」と刻印されており、純正の陸軍用カラフのケースです。又、「水」の文字が丸印に囲まれて、裏蓋に刻印されていますので、この陸軍用ケースゆえに、陸軍の水路部所有の物と考えられます。マニア垂涎の的の、セイコー陸軍型カラフです。文字盤には、12時間表示の他に、赤い文字で端正に24時間表記もなされております。

コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品: 機械はかなり美しいコンディションですがOH履歴の書類等はありません。製造後、約70年が経過している時計ですが、まだ元気に稼働しています。さすがに当時の日本の技術の粋を集めたセイコーのカラフです。文字盤は、軽く日焼けして経年変化もありますが、バランスがよく、比較的美しく見えます。クロノグラフも作動し、リセットされます。当時のセイコーの技術力の高さを伺わせる逸品です。セイコーのカラフ秒時計には、普及版又は戦争末期頃に製造の7石版と高級品の17石版があり、これは高級版の17石仕様の方ですが、機械の整備の際に古いエンドストーンからの交換をを1カ所行っておりまして機能上はその方がかなり良いのですがマニアにとっては状態はともあれ元の石を使用していた方が良いのでその分、お値段を下げております。ケースは、銀色でなめらかな美しいツヤがありますが、使用に伴うスレ等ありますので、超美品とはいえませんが、年代物のセイコーカラフとしては、かなりキレイな方と思われます。ネジ巻きは快調に軽く巻くことができます。古い時計ですので、クロノグラフ作動時には、ボタンを持続的に押し続けるのではなく、「親指は、ボタンを押したら、すぐ離す」ようにすると、時計が長持ちします。付属品はありません。

日差・サイズ: 日差は目視ですが、ゼンマイを巻き止まりまで巻いた状態で、平置きで、およそ1分程度と思われます。この時代のセイコー製の機械式時計としては、かなり良好な精度です。横幅約51mm、厚さ約18mm(風防含む)の大型ケースです。

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