セイコーアンティークの超高級58系キャリバー塔載稀少な変わり文字盤のキングクォーツコインネジ式かなり綺麗 SS銀色仕様 1978年製水晶マーク付き

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製造年代・ムーブ: 1978年製 58系統の高級クォーツキャリバー、5856を塔載。「キング」の名前を冠した1970年代の超高級クォーツ。最近の時計では見られない様な無垢のステンレスの厚みのある設計で、高級時計はこうなっているんだなという感慨を感じます。発売当時のスペックは月差10秒で、クォーツでありながら軸石にルビーを多石使用した、現在では考えられないような高コストをかけて製造された、超高級クォーツ。現在のクォーツ時計ではコストダウンが進展しているため月差は20秒前後が一般的ですが、このセイコーキングクォーツは、今から40年近く前だからこそ、コスト度外視で高性能を追及した逸品です。昭和の当時の一般的なサラリーマンにとって、憧れの時計のひとつです。

特徴・セールスポイント: おそらく、あまり使用されずに保管されていた、超高級オールドクォーツ「58KQ」です。思わずグランドセイコー61GSを想起させる、両サイドにしっかりエッジのついたデザインの銀色のSSケースに、文字盤は銀色で特殊な模様のある「変わり文字盤」の超高級クォーツKQ。この時代の高級クォーツにお約束の「水晶マーク」も、文字盤にアップライト型のエンブレムがしっかりと輝いています。この当時の販売価格を、現在の経済価値に換算すると、約15万円くらいの金額の高級時計に相当すると思われます。セイコーは1960年代末期、諏訪セイコー製のキャリバー35を塔載した世界初の市販のクォーツ時計「アストロン」を45万円で発売し、その金額は当時42万円のカローラより高かったのです。その後、諏訪セイコーでキャリバー38、09と、高級シングルクォーツ最終版となる、「キャリバー48」及びこの時計の「キャリバー58」を開発しました。その後、ツインクォーツ99系、96系の開発へとつながります。一方、亀戸セイコーでは、キャリバー36、39、08と開発が進み、ツインクォーツ92、97、94系を開発と、高度経済成長の只中でした。

コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品: つい、見とれてしまうほど美しいです。ただし約35年前の稀少な時計ですので、微かなアタリキズなどはありますが、このような貴重な時計であることを考慮するとこれ以上のコンディションを求めるのは非常に困難であり、美感を大きく損ねるような、気になるほどものではないと個人的に思っています。この時計のブレスレットは「SEIKO」マーク入りのもので、腕回り17.5ミリ位ありますので、標準的な腕の太さの男性にピッタリフィットします。他に付属品はありません。

日差・サイズ: 精度については、元来、高級クォーツであり、現在でも、高い精度を維持しており問題ありません。時計の大きさは横幅約36mm(リュウズ含まず)、厚さ約9mm(風防含む)です。オフィスや大切な商談で、独特のステータス性が感じられる時計です。

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