セイコー 57GS クロノメーター セカンドモデル 5722-9990 獅子メダリオン OH済修理領収書付属
- 販売価格
- 128,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1966年製 Ref.5722-9990 Mov.5722B
- 特徴・セールスポイント
- グランドセイコー (GS) のセカンドモデル クロノメーターです。
この時計の正式なメーカー名称は「57グランドセイコーカレンダー」となります。
この時計は、記念すべきGSファーストモデルと同様に、高級機種クラウンの機械をベースムーブメントとして改良され、ベースを35石化してカレンダー機能が搭載されました。
また、セカンドモデルでの改良点として、落下などの衝撃により容易に曲がってしまうベルト取りつけ脚(ラグ)の強度を高め、極太なデザインを採用しGSでは異端児的な容をしており、以降のGSケースの大きさはほぼ同じでも、時計を大きく魅せるデザインは大変存在感があります。
また、GSセカンドは販売された年次により機械・ケース・文字板のバリエーションが数種類あり、その成り立ちははっきり致しませんが、一般に型番、ムーブメントなどから前期型、中期型A,B、後期型に大別される様であり、現品は型番が5722-9990(5722B搭載)の中期型Bに位置し、結構少数のバリエーションに入ると考えられます。
その中期型Bは、1966年初期頃からムーブメントに改良が入りバージョンアップされ、中期型Aに搭載の5722Aから5.5振動の5722Bとなります。
この5722Bはロービートムーブメントですが、GS規格の徹底的に地盤を磨きあげ精度を追求した機械であり、歴代のGS内でも評価が高いムーブメントの様です。
しかも文字板はADダイアルで Chronometer 表記が残っており、ケースバックはクロノメーターの象徴としていたライオンのメダリオンが付く人気が高いディテールです。
次いで文字板からChronometer表示が消えGSマークが付く後期型に移行するのですが、その準備段階にあったものと書籍などでは紹介されております。
この様にセカンドモデルは頻繁にマイナーチェンジし、さらにはケースにキャップゴールドや18金ムクもあり、詳細は不明な時計ですが、謎のあるモデルとしてちょっとわくわく致します!
文字板の際に少々の経年変化が見られますが、ケース自体は力強いラグやケースラインも残っており、デイリーユースには重宝するスクリューバックでカレンダー付きになり、人気、実用性も上々です。最近はGSセカンドモデルもかなり見かけなくなくなっておりますのでこの機会に、是非御検討下さい。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 永年のアンティークウオッチですので、外観には使用による小傷などの使用感は感じられ、ラグ裏にはベルトを取りつける際に付いたと思われる薄いスレ傷が見られます。全体的には気になる打ち傷などは見られず、製造から40年以上が経過した時計と考えれば、良好なコンディションを保っております。裏蓋の獅子メダリオンに損傷なく、シリアル刻印もはっきり読み取る事が出来ます。文字盤には8時~10の間、及び4時側の間際に薄い経年劣化が見られますが、極太のドルフィン針やインデックスは輝いており、良好な状態を維持しています。強化プラスチック風防はOH施工時に交換してもらっておりますので保管時の擦れ程度で綺麗です。竜頭は「W SEIKO」表記入りです。ムーブメントはOH実施により精度は安定しており、画像でも確認して戴けますが、浸水などの痕もなく綺麗な機械です。これからのご使用には問題の無いコンディションです。
使用感はありますが、一つ一つのパーツは頑丈な造りであり、アンティークな雰囲気を醸し出している時計です。
ベルトは未使用のカーフベルトをお付けいたしておりますが、個人保管品であり少々の傷があります。
【付属品】時計本体、カーフベルト(未使用品)、修理時領収書が付属致します。
- 日差・サイズ
- 日差は平置で10秒以内です。(使用する環境にて多少の姿勢差があります) ケース径は横;約36.5ミリ、縦;約43ミリ、厚さ;約11ミリ、ラグ幅;19ミリです。 腕回りは21センチまで対応可能です。