セイコー 機械式自動巻 12時間計と30分計を備えた同軸クロノグラフ フライバック機構つき オーバーホール証明あり
- 販売価格
- 70,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1977年製 ピラーホイール式 7016-7000フライバック機構つき自動巻 デイデイト カレンダー付き。フライバック機能つきで、クロノ作動中に下側のプッシュボタンを押すと、ゼロから再スタートします。
- 特徴・セールスポイント
- セイコーの機械式クロノグラフは、ピラーホイール式であること等、手抜きをしないで造り込んであり、価格の割に大きな価値があると信じております。なかでも、この時計のような「同軸クロノ」とは、セイコー製の70系クロノのうち、積算計が30分計と12時間計の2本の針が重なっているものの通称です。70系は、フライバック機構付きであり、諏訪セイコー製の61系統と比べてデリケートな為、この時計のグッドコンディションのものは本当に少なくなりましたね。そもそも、フライバック機構つきの機械式クロノグラフなら、スイス製の場合は安くても30万円くらいしますから、このような価格帯では、非常にバーゲンプライスといえましょう。高度成長期の、セイコーの輸出専用モデルで、当時のセイコーが思いきり背伸びをして作り上げた逸品であり、入手困難です。ステンレスのケースに、ブラックの文字盤、更に、鮮やかなクロノグラフ秒針の組み合わせは、ステータス性と洒脱味を兼ねており、なかなかイカしてます。カレンダーは、リュウズを強く押すと曜日の早送りで、リュウズの一段引きで日付の早送りです。(ご存じの通り、一般的なスイス製の機械式時計と同様に、午前0時をはさんで前後4時間くらいの間はカレンダー早送りしないことをおすすめします。 この時間帯は機械内部で日付のディスクを進めるための推進力が働いているためデリケートになっています)
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- ビンテージ品としては、かなりキレイな状態で、腕にはめて普通の距離で見る限りは新品かと思われてしまうほど、ピッカピカです。ストップウオッチはボタンの押し心地も良好です。スタート、ストップのボタン操作は心地よく、バッチリと零に戻り、フライバック時にも、ほぼキッチリと零に戻って再稼働します。カレンダーの早送りも問題ありません。全般的な状態は、製造後30年以上も経過していると思えなくらい、きれいです。ステンレスの厚みのあるケースは、キラリと輝き魅惑的です。セイコーの機械式クロノグラフは、とくに同軸クロノは、スイス製のクロノグラフに比べると、リセット時の針の戻りが、やや緩やかな感触があり、現在においても完璧なコンディションを維持している個体は稀ですが、この時計の機械のクロノグラフ機能の状態は、ほぼ完全に近い、かなり良い部類かと思います。文字盤も、ほぼデッドストックといえそうなほどの美しさですが、ただし、年月のため夜光性能はなくなっており、よく目を凝らしてみるとそれなりの年月ゆえ、針や、カレンダー表示の周囲の装飾板や文字盤の一部の箇所は微かに経年変化や塗装劣化などが感じられます。ケースは、おそらく、拭くか磨くことにより新品の頃に近い、ほぼ無傷のレベルになると思われます。よく目をこらしてみると、おそらく保存中に発生したと思われる些細なアタリキズが例えばリュウズ付近などにありますが、写真撮影で再現するのが困難なほど浅いレベルのアタリキズです。ベルトと尾錠は汎用品の未使用の新品です。ガラス製の風防もかなりキレイでして、角度によっては浅くてかなり細いアタリキズが見えますが、これが気になるかどうかは微妙といえるくらいのレベルと思われます。ほかに附属品はありません。2008年3月に近所のショップでオーバーホールして頂いておりその証明書を添付します(ただし個人情報の部分はカットします。又、保証期間も過ぎています)
- 日差・サイズ
- 日差は、目視ですがおそらく約20秒から30秒くらいと思われます。機械式時計の精度は使用条件や整備状況等により変わりますが、オーバーホール後この時計を室外に出すのがもったいないと感じており、静かにコレクションボックスで保管し、たまに少し動かしてみる程度でしたので、おそらくオーバーホール当時の性能が維持されていると思います。ゼンマイは、マジックレバー方式で手巻き不要の仕様ですので、腕にはめて外出する場合は、おそらく稼働時間の問題は無いと思いますが、丸一日静止状態で稼働させるには、ワインダーにかけるか、たっぷりとネジを巻く為に、気が済むまで自動巻きローターをよく振っておくことが必要と思います。私はワインダーを持っていないのでわかりませんが、試しに、およそ200往復くらい振ってからタイムグラファーで測定すると、日差は約5秒位の驚きの性能でした。ただし、さすがに、そのまま何十時間もその精度が継続するわけではないと思いますが、そのまま24時間静止させての目視で、およそ20秒か30秒くらいです。時計の大きさは横幅約39mm(リュウズ含まず)、厚さ約11mm(風防含む)です。
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