セイコー スーペリア 48クォーツ かなりの極美品 1975年製で定価18万円 諏訪セイコー SS製 SEIKOクォーツ用の箱つき
- 販売価格
- 89,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1975年製。裏ぶたに刻印の品番は4883-8000(超高級クォーツですので敢えて私自身では裏ぶたを開けておりません)。セイコー及び諏訪セイコーの歴史上、別格の位置付けの逸品です。当時の測定方法にて「月差1秒(常温にて)」という驚異的なスペックで発売された、コストを度外視したセイコーの旗艦モデルであり、現在の高級クォーツ時計でも、一般的には、せいぜい月差約20秒くらいの精度であることを考えると、比較にならないほどの高性能です。一説によれば、このセイコースーペリアには、搭載する「水晶」のさえも、品質のよいものを選別して使われたとも言われております。又、現在のクォーツでは使用されていない、高コストなトリマコンデンサーを搭載し、かつ、温度に対しても特別補正がなされているようです。ここまでコストをかけたクォーツ時計ですので、むしろ、技術革新の進んだビジネス優先の現代社会では、かえって実現できないほどの品質重視の品といえましょう。尚、カレンダーは英語と日本語の二ヶ国語です。
- 特徴・セールスポイント
- 1975年の発売時の定価が18万円で、セイコーの当時の市販品ラインナップでは最上級クラスの「別格」の仕様です。当時の初任給の約2倍から3倍の価格ですので、現代の価値に置き換えると、約50万円前後の価値観となります。ほぼ同時期に発売されていた、グランドクォーツ(グランドセイコー後継機)が8万4千円、キングクォーツ(キングセイコー後継機)が7万4千円でしたので、それらの高級時計と比較してもやはり、2倍から3倍の価値を誇り、君臨していた時計でした。独特の立体感のある文字盤は、明らかに他の時計とは違うという存在感が感じられます。この時代としては最先端の、秒針規正装置付・秒修整装置付・電池寿命切れ警告装置付で、風防には、サファイヤクリアレックス、ケースには、『ザラツ研磨』といわれる超鏡面仕上げという、贅沢な仕様が施されております。文字板にも、5分単位にはオニキス、1分単位には植字という、立体感をもたせた造りの贅沢さで、独特のオーラを放っています。更に、文字盤の地の部分には、高価なギョウシェ仕上げのような独特のパターンが施されており、精緻な造りとなっています。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 製造後、約35年が経過していますが、息をのむほどの、腕にはめて普通の距離で見ると、新品かと思ってしまうほどキレイな時計です。文字盤も針も、ほとんど完璧な美しさ。ケースも非常に美しく、完全に無傷といえばいいすぎですが、ほぼ無傷のレベルです。じっくりと目を近づけて注意深く凝視すれば、若干の浅い接触跡はありますが、美観を損なうほどの傷や汚れはなく、エッジもキリリと立っている、極めつけの美しさです。尚、ガラスは目視では、ほぼ傷や汚れのみられないほどの極美品です。リュウズも当時のクォーツのマークが、誇らしくカッコよく刻印されています。若干、ケースの一部や裏ふた等に、保管中に軽く接触したと思われる浅い痕跡がみられますが、おそらく軽く拭くか研磨する等により新品の時の見栄えと同じようになると思われます。外観的には、時計本体はこのように非常にキレイです。しなやかなブレスレットは、時計本体の複雑かつ精巧なエッジの形状とピッタリ一致しており、このデザインから判断して当時のセイコー社の品と思われます。軽く拭いてキレイになる程度の若干の接触跡と、保管中でもどうしてもかすり傷がつきやすいセイコーロゴつきの尾錠部分と、部分的に曲がり方が若干緩くなっている部分もありますが、腕にはめたフィーリングでは、かなり新しくキレイに見えます。長さは自由に調整可能ですので、腕の太さを気にする必要は全くありません。この時計は、クルマに例えれば、トヨタ2000GT、ホンダのS800、イスズの117クーペ、マツダの初代コスモ、日産の旧フェアレディのような、歴史上重要なコレクターズアイテムです。発売当時の突出した高性能をできるだけ長く保つことをめざしながらも、多少の不便さや気づかいを許容しつつ、大切に使っていただければ幸いです。
- 日差・サイズ
- 現代のクォーツを遥かに超える、超高級、超正確なクォーツであり、精度はほぼ問題ありません。ケース径約36mm(リューズ含まず)。この美しい一個を、外に持ち出すのがもったいないと感じており、私自身で、外に持ち出したことはありません。1970年代のセイコー製の箱つきです。この箱は、たしかに1970年代の高級クォーツ用なのですが、この48系スーペリア専用の箱ではないのかもしれません。昔の販売の方のケアレスミスか何かで、入れ違ってしまった物のようです。しかし、なかなかキレイなグレイ色の箱です。なお、ここでいう箱は、掲載中の写真のうち、バックにSEIKOロゴが写っているものです。(他の5点の写真のバックの紺色部分はあくまで撮影用に準備した紙ですので、時計の付属品ではありません)
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