セイコー 手巻式の最高峰のグランドセイコー 45GS カレンダー付・秒針規制付 セイコー尾錠付 4522-8000 企業支給品
- 販売価格
- 96,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1969年製。手巻式 日付カレンダーつき 4522A。諏訪精工舎(諏訪セイコー)や第二精工舎(亀戸セイコー)が、スイスの天文台コンクールで好成績を挙げた時代の、傑作機です。稀少なハイビートの10振動(36000ビート)モデル、25石の自動巻ムーブメント。100万円近くで取引されることもある、グランドセイコーVFAは、このムーブメントがベースになってます。最近、ますます流通数が少なく入手困難になりつつある、「45GS」をお探しの方にはおすすめです。手巻式ゆえに、リュウズが大切ですが、「GS」マークのリュウズに触れるたびに、やはり良い時計だと感じられて、感慨もひとしおです。尚、この45GSに搭載されたキャリバー、「4522A」は日付カレンダーつきで、日付は早送り可能であり実用的です。10振動という事だけを考慮しても、これまでにゼニスのエルプリメロ、ロンジンの400系などの一部の例外的な高級機しか採用されていない仕様であり、最近では、コスト面などから8振動が主流ですので、歴史的に価値ある機械です。文字盤にも、10振動、36000ビートを意味する「36000」が誇らしく記載されています。
- 特徴・セールスポイント
- セイコーコレクターの皆様には、申し上げるまでもない有名なエピソードですが、時計精度のコンクールとして権威ある、スイス・ニューシャテル天文台コンクール、ジュネーブ天文台コンクールで1960年代後半、上位独占を果たしたセイコーは、その技術力を活用して、この45GSには、なんとスイス・クロノメーター基準よりも厳しい自社「GS検定基準」をクリアして市販しました。なお、更に稀少価値として、この個体は、東芝が勤続25年のベテラン社員に支給していた貴重な「別注モノ」であり、裏ぶたが特注品です。例えば個人名の刻印であったり、企業物でも簡易刻印であった場合には、その品の価値が下がってしまう場合もありますが、この時計には、写真のように、本格的な製造方法で、東芝の記念品であることが正規刻印されています。昔、東芝がグランドセイコーを支給していたことは、グランドセイコーマニアの間では周知の事実ですが、そうした時計が、ほとんどの場合、あまり使いこまれずにキレイな状態のままの事が多いので、この刻印があることで、むしろ、この個体が由緒正しいものであることの証拠となりえます。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- やはり、大企業で正規支給された記念品ゆえでしょうか、大切にされており、あまり使用感がなく、製造後40年を経ていることを考慮すれば、きれいな方と思われます。裏ブタのメダルは、ほぼ完璧な、非常にキレイな状態です。とても大切に保管されてきた時計と感じられます。よく観察すると、光にかざして反射させるようにしてじっくりと見れば、風防の9時位置付近と2時位置付近に、非常に薄く、保管中の接触跡のようなものがありますが、日常使用時は目に入らないと思われます。又、位置的にあまり目立たない部分と思いますが、おそらく以前のオーナー様の時代のオーバーホール時に発生したと考えられますが、文字盤の外周部の端の、下端付近の5時と6時の間をのぞき込むように見ると、端の隅のほうに傷みがあり、また、ケースのラグ部分付近などや、裏ぶたを注意深く観察すると、薄い接触跡などがあります。文字盤の色合いは、なかなか美しい絶妙のバランスで、おそらく新品の時のシルバー色からさほど変色していないと思われますが、微かに、一見わからない程度に日焼けしているかもしれません。しかし、これらは、大がかりな加工等を行っていないゆえに、ビンテージ品ならではの、そのままの「素」の味わいとして、ご了解頂ければ助かります。又、ベルトは汎用品ですが、尾錠は、敢えて未使用新品の「GS」マーク付きのものを別途入手して、装着しています。
- 日差・サイズ
- 精度は使用状況により変わりますが、念のため、約30秒前後の日差とさせていただきます。さすがにセイコーが誇る当時の最高級品のキャリバーを搭載しており、機械式の時計の実用精度としては、かなり優秀だと思います。横幅約38mm(リュウズを含む)、厚さ約9mm(風防含む)です。
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