セイコー 1964年製 東京オリンピック公式 スプリットセコンド(割剣) 手巻式ストップウォッチ 箱と取説つき ほぼ未使用ミントコンディション
- 販売価格
- 143,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 手巻式 Cal.890搭載。1960年代初頭に開発された、当時の常識を打ち破る世界最高の性能を誇るストップウォッチであり、様々なテストを経てその卓越した精度が高く評価され、1964年の「東京オリンピック」の公式時計として、採用されたものと同型です。1周60秒。30分の積算計つき。(この製品の姉妹品で、1周30秒で、15分までの積算計のタイプも存在するようです)
- 特徴・セールスポイント
- 一生に、一度位しか出会うチャンスのない逸品と思われます。前オーナーのプライバシー保護の為、製造番号は写真では隠しております。セイコーファンの皆様ならば、既にご存じの事ですが、1960年代のストップウォッチの機構としては、革新的な発明をいくつも搭載しています。例えば、テンプを常に一定の角度で停止させるためのハートカム……。当時の、一般的なスイス製ストップウォッチ等は、停止しているテンプを「蹴る」機構によって計測をスタートしていましたが、スタート時のテンプの角度がバラバラであり、敢えて回転を後押しする格好でバネのパワーをサポートしていましたので、おのずと計測誤差を生じてしまう構造でした。しかし、セイコーはテンプにハートカムを採用し、初動時に十分なパワーを得ることができる、一定の角度で停止するようにした為、スタート時に、テンプを「蹴る」動作を不要としましたので、初動にムラが無くなり、誤差がほぼゼロになります。又、視認性抜群の白い文字盤には、目盛のブレを防ぐためのネジ留めがなされています。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 製造後、約50年が経過している時計とは思えない、新品同様の状態です。文字盤や外観は、ほぼ未使用のデッドストックのレベルの美しさ。裏フタに、ほんの微かに保管中の接触跡があること以外には、肉眼で見える範囲はほぼ無傷です。裏フタには微かに、保護膜ビニールが残っている個所もあります。セイコー純正の専用化粧箱と取扱説明書もキレイな状態で付属しています。機構的にも、全く問題なく、非常に気持ち良く、ほんとうに素晴らしい機構的反応で、稼働しております。ボタンを押すときの感触も、抜群の快調ぶりで、カチツ、カチツ、と気持ちよく作動します。1時位置のボタンでスタートとストップ、12時位置のボタンでリセット。11時位置のボタンは、「超複雑機構」のスプリットセコンド針です。まず1時位置のボタンでスタート後、11時位置のボタンでスプリットセコンド針を停止、さらに1時位置のボタンで通常のストップウォッチ針が停止。これで、例えば陸上競技の1着と2着のタイムを同時計測できます。さらに、12時位置のボタンと11時位置のボタンを1回づつ押して、針をすべてリセットします。
- 日差・サイズ
- 積算計は30分までですが、念のため、1時間作動させた範囲では、目視では、誤差が認識できないほどの高精度です。本来、短時間の測定用のストップウォッチですので、24時間分の日差は測定しておりませんが、それでも、長時間の稼働であっても、かなり優秀な精度が出せるものと推定します。長時間作動させた場合を想定し、念のため、日差20から30秒位に相当とさせていただきます。(精度は使用状況により変わりますこと、ご了解下さい。コンディション次第では、更に良好な精度も出せるし、また、測定中に不規則な震動を与える等の悪環境では精度は悪化します。なお、ストップウォッチは一般的に時計とは異なり、「計測機器」ですので、丸一日ずっと稼働させるような長時間使用は想定されておりませんので、ビンテージ品の場合には、日差に換算すると数分になってしまう個体も数多く存在します。)横幅約63mm、厚さ約20mm(風防含む)であり、さすがに品格を感じさせる重量感があります。
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