セイコー日本帝国海軍カラフ秒時計一型乙懐中クロノグラフ赤秒針付きステンレス仕様

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販売価格: 158,000円SOLD OUT

製造年代・ムーブ: 1941年に、第二次世界大戦の大日本帝国海軍及び大日本帝国陸軍からの発注を受けて、セイコーが開発した、国産初のクロノグラフ。通称「セイコーカラフ」。セイコー製のキャリバーを搭載したもののほかに、ロンジン製キャリバーを搭載したものも、ほんの少数ですが、存在するようです。こちらは、日本が誇るセイコー製のキャリバーを搭載しております。

特徴・セールスポイント: 最近では、ほとんど見かけなくなった、稀少なセイコーのカラフです。セイコーのカラフは、戦時中は民間に供給されず、このように官給品として、上級士官等に支給されていました。この時計には、写真のように、文字盤には「SEIKOSHA」と記され、裏フタの外側には「秒時計一型乙」「No.五四七二号」(号は旧字体)と刻印されています。又、裏フタの内側には、海軍を示す、イカリのマーク、及び、カタカナの「ト」の文字が丸印に囲まれて刻印されていますので、東京管区で使用されていたものと考えられます。又、セイコーのカラフの多くはニッケルのケースですが、この時計は、当時、非常に高額であったステンレスを使用している稀少物で、「SKS」「25442」の刻印はありますが「ニッケル」表示はありません。尚、セイコーのカラフで、クロノグラフ秒針の赤いモデルは、これまで何度か見かけましたので、おそらく、もともと赤色であったと思います。マニア垂涎の的の、独特な形状のボウが付いた、典型的な海軍型カラフです。

コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品: 製造後、約60年以上が経過している時計ですが、まだ元気に稼働しています。当時の日本の技術の粋を集めたセイコーの純正の文字盤は、軽く日焼けしていますが、色合いに偏りが無いので、バランスがよく、遠目には、ほぼ新品に見えます。ちなみに、この文字盤は、書き直しではなく、補修跡も無い、昔の文字盤製造時のままです。クロノグラフも作動し、帰零もバッチリと、ゼロの位置にリセットされます。当時のセイコーの技術力の高さを伺わせる逸品です。ケースは、銀色でなめらかな美しいツヤがありますが、使用に伴うスレや、金属表面の微細な粒状化等ありますので、超美品とはいえませんが、稀少なステンレスケースゆえに、年代物のセイコーカラフとしては、かなりキレイな方と思われます。ネジ巻きは快調に軽く巻くことができます。ボウの部分には地肌の錆がありますが、敢えて加工をせずに、オリジナルのまま残しています。(古い時計ですので、クロノグラフ作動時には、ボタンを持続的に押し続けるのではなく、「親指は、ボタンを押したら、すぐ離す(五七五調です<笑>)」ようにすると、時計が長持ちします。)付属品はありません。

日差・サイズ: 日差は目視ですが、リュウズを上に向けた自然な状態で、およそ1から2分程度のようです。平置きでは、おそらく3から4分くらいではないかと思われます。(精度は使用状況により変わりますこと、ご了解下さい。)この時代のセイコー製の機械式時計としては、かなり良好な精度です。横幅約52mm、厚さ約13mm(風防含む)です。

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