セイコー機械式自動巻 12時間計と30分計を備えた、同軸クロノグラフフライバック機構つき角型

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製造年代・ムーブ: 1975年頃ピラーホイール式 7016-5001フライバック機構つき自動巻　デイデイトカレンダー付き。一般的なスイス製フライバッククロノグラフ同様に、クロノ作動中に下側のプッシュボタンを押すと、すぐにゼロから再スタートします。

特徴・セールスポイント: セイコーの機械式クロノグラフは、ピラーホイール式であること等、手抜きをしないで造り込んであり、価格の割に大きな価値があると信じております。なかでも、この時計のような「同軸クロノ」とは、セイコー製の70系クロノのうち、積算計が30分計と12時間計の2本の針が重なっているものの通称です。70系は、フライバック機構付きであり、諏訪セイコー製の61系統と比べてデリケートな為、この時計のグッドコンディションのものは本当に少なくなりましたね。そもそも、フライバック機構つきの機械式クロノグラフなら、スイス製の場合は安くても30万円くらいしますから、このような価格帯では、非常にバーゲンプライスといえましょう。高度成長期の、セイコーの輸出専用モデルで、当時のセイコーが思いきり背伸びをして作り上げた逸品であり、入手困難です。ステンレスのケースに、グレイッシュシルバーのメタリックな文字盤、更に、オレンジ色のクロノグラフ秒針の組み合わせは、ステータス性と洒脱味を兼ねており、なかなかイカしてます。

コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品: ブレスレットも含めて当時のセイコー社オリジナル。ちなみにこのブレスレットはほぼフル駒があり長いですので、腕の太い方でも細い方でも調整できます。ストップウオッチはボタンの押し心地も良好で、バッチリとゼロ秒まで帰零します。30分計と12時間計も問題なく連動しています。全般的な状態は、製造後30年も経過していると思えなくらい、きれいです。ステンレスのケースには美しいヘアラインも残っており、キラキラと輝き魅惑的です。セイコーの機械式クロノグラフは、とくに同軸クロノは、このようにコンディションの良いものは稀です。但し、製造後30年も経過していますので、じっくりと眺めると、見る角度によっては、おそらく保存中に発生したと思われる些細な接触跡があります。しかし、リュウズも針も文字盤も純正オリジナルで、このオリジナル性を保ちつつのコンディションとしては、美品といえると思います。なお、オリジナルのブレスレットは、腕回りが最大で約22センチくらいまで伸ばすことが可能です。ほかに附属品はありません。

日差・サイズ: 時計の大きさは横幅約39mm（プッシュボタン含む）、厚さ約11mm（風防含む）です。日差は、目視ですが約1分くらいと思われます。（日差は使用条件により変わります）

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