IWC 希少 製造数3.300個 Cal.75 6姿勢調整 19石 14金無垢
- 販売価格
- 230,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1916年cal.75 19石手巻き
- 特徴・セールスポイント
- 1915年から1919年にかけて、わずか3,300個しか製造されなかったIWC
movement cal.75です。アンティークの雰囲気抜群の金無垢製ヘキサゴンケースに収められたIWC初の自社製腕時計専用Move cal.75はカタログデータによりますと16石仕様と記載されておりますが、今回の時計はなんと19石仕様で、しかも6姿勢調整機という超高級特別仕様のMovementになっております。
IWCにおきましては17石3姿勢調整機で十分高級機とされる事を考慮致しますと、この時計がいかに特別仕様であったかを容易に想像する事が出来るかと思います。元々、製造個数が圧倒的に少ないcal.75の内、このような仕様がいったい幾つあった事でしょうか?
百年という時間の経過と共にコンディション良く現存する個体数も減り、このような綺麗な状態で市場に出てくる事はまれであり歴史的に見ても希少価値はかなりの物かと思います。
ペルラージュ模様が施された地板にコートドジュネーブ模様の優美に分割されたブリッジにはそれぞれ INTER NATIONAL WATCH Co
SWISS 19 JEWELS 6 ADJUSTM’ Sと刻印され、テンプを受けるブリッジにはR
( retard ) A ( avance ) の仏語表記では無くS ( slow ) F ( fast )と英語表記で刻印されている事からexport versionと推測され北米へ出荷された個体と思われます。
3番4番車はそれぞれゴールドシャトンで軸石が留められております。ガンギ車の軸受け上下にはオイルの蒸発を防ぐ蓋石が奢られており手の込んだ造りです。2番車のピジョンブラッドの軸石を留めるゴールドシャトンは現在のA.Lange&Sohneのように3本のビスで固定されており見映え的にも大変魅力ある造りとなっております。
懐中時計の時代から続く温度補正の為のバイメタル切りテンプに、バランスや歩度調整の為のチラネジ、姿勢差に強いブルースチールのブレゲ巻き上げヒゲ、肝臓ヒゲ持ち、穴の内側面を丸く加工し保油率を高めたオリーベの技法が施されたエクストラ級のルビー等、すべてに妥協を許さぬ高級仕様です。
ケースはアルファベットのCに弓矢が貫通したマークで有名なCresarrow社製14金無垢です。Cresarrow社はTiffany&Co.の腕時計ケース等を手掛けている高級宝飾品の製造会社で、主にアメリカ市場で販売される各時計メーカーの高品質ケースとして採用されておりました。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 搭載の機械は長い年月をかけて時を刻み続けてきた証としてメンテナンスによる小キズは見えますが、酷いくすみや錆びなどは無く十分な輝きが感じられます。丁度100年を迎る機械ですが抜群の見映えをキープしており大切に受け継がれてきた事が伺えます。
文字盤や針は経年変化が少し見られますが、アイボリーに美焼けしたアンティークの雰囲気抜群な枯れた色合いです。
ケースは軽いすれ,キズ程度、風防も小キズ程度で視認を害するような大きなキズは無く、個人的な主観にはなりますが総体的に見て年代物の魅力が存分に感じられる高品質で気品に満ちた時計かと思います。
ベルトはMORELLATOヴィンテージ仕様の新品革製ストラップを装着しております。これにより雰囲気を損なう事なく十分に日常使用出来る時計になっておりカジュアルにヴィンテージをお楽しみ頂けます。ハック機能はありません。付属品はありません。
- 日差・サイズ
- 日差は秒針が無い為、正確には分かりませんが、平置き状態で連続稼動しました所、平均値では日差+30秒程度とおおむね実用精度で稼動しており優秀です。サイズはケース径27mm ( 竜頭含まず)縦33mm(ラグ先〜ラグ先)厚み8mmラグ幅16mmで、珍しいヘキサゴンデザインの為か、実際のサイズよりもボリューム感がある時計です。装着感もよく男性は勿論、女性の方にもお勧めのケースサイズとデザインです。