IWC シャウハウゼン 手巻き 名機Cal.89 希少なデカ薄ケース OH済み
- 販売価格
- 128,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1957年製。Cal.89。Ser.142****。SS。
- 特徴・セールスポイント
- International Watch Company(IWC)社製 Schffhausen(シャフハウゼン)キャリバー89搭載の手巻きラウンドモデルの御紹介です。現在ではIWCというブランドネームに統一して、スポーティなモデルも数多く発表しているウオッチブランドですが、かつてはシンプルな社交向けの時計を主軸に製造したオーセンティックなメーカーであり、その名門 IWC社が手がけたシンプルでスリムなデザインが特徴のタイムピースになります。この時計のムーヴメントには、歴史的な銘記”Cal.89″が搭載されており、しかも3番車の穴石近くに“ADJ to FIVE(3)”という刻印が入る、3姿勢調整された上級モデルです。Cal.89が名機とされる理由は、その基本設計にあり、香箱とテンプを限りなく大きくして、その間に歯車を置くというレイアウト等に見られ、大変手間を掛けた高級機仕様の構造にあり、この機械地板に近いモノをあげると、パテックのCal.27-460や23-300があり、その他オメガの通称30mmキャリバーおよび往年のロンジン等にも一部見られた設計であります。コートドジュネーブ仕上げをプレート全体に施し、見えない部分にペラルージュ仕上げを手掛けるなど、極限にまで磨き上げた非常に美しいムーブメントであり、人気が高い理由もうなづけます。しかも、このCal.89の製造年度は1946年~1976年前後で、約30年間にも渡りインターの屋台骨を支えたムーブメントです。また、Cal.89が入る時計の多くは径が34~35mmの時計本体が多い中、この時計は平均より一回り大きいサイズ(36mm)の大きさになり、手巻きの薄い機械も相まって、スリムなボディーと存在感を併せ持つ時計です。温かみのあるオフホワイ調の文字盤にもこだわり見みられ、IWCを象徴するシンプル極まりないデザインであり、外周のミニッツマーカーのドットポイントはプリントではなく、文字盤に金属のボールを埋め込んだ”パール・ドロップ”手法による造りになっております。この時代のダイアルには、時計内部に湿気が入り、文字盤の塗装に劣化が見られる物も多く見られ、機械は分解洗浄にて復活しても文字盤まではどうにもならず書き換えされることが多々ありますが、この時計では綺麗な塗装面を保って下ります。この時代のIWCは部品ひとつひとつに丁寧な仕上げが施されているため、非常に耐久性に優れていると言われています。実際、手にしてみるとその造りの良さと気品漂う雰囲気に納得し、何とも言えぬ存在感が伝わってきます。どのビンテージウオッチも味わいがありますが、特にオールドインターは本当に高品質で気品に満ちた素晴らしいものだと感じます。実際手に取って見ると、時計好きになればなるほど、その魅力にとりつかれてしまうのは間違いないでしょう。どことなく貴賓が感じられる一本であり、末長く御愛用頂ける時計と思っております。今回は夏場でも気軽に合わせて頂ける様に、アンティーク調のノビノビメタルベルトをお付け致します。以上、乱文ですが参考になれば幸いです。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- アンティーク時計ですので、外観には微細な小傷は見られますが、半世紀以上前の製造とは思えない輝きを保っており、同年代の時計と比較しても十分にコンディション良好な時計です。ホワイト文字盤及び3針は、経年劣化もあまり感じず、光沢のある状態を今も維持しており、気品のある雰囲気を感じ存在感を放っております。心臓部のムーブメントも、本年度に分解洗浄調整整備済みであり、大変に綺麗で精度も安定しており、気持ち良くデイリーユースして頂けるコンディションと思っております。付属品は、時計本体(未使用革ベルト付)、メタルブレスレット、時計店OH終了時領収書です。
- 日差・サイズ
- 日差は平置で10秒以内に調整されております(実装時は多少の姿勢差を感じることはあるかと思います)。ケース径は約36ミリ(リューズ含まず)、厚さ約7.5ミリ、時計取付幅19ミリです。