ベルナ BERNA 旧大日本帝国海軍 八九式活動寫眞銃改二 懐中クロノグラフ 空兵第579号の官給品番号刻印あり 整備済
- 販売価格
- 344,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1930年代末から1940年代の前半頃、スイスの稀少な「ベルナ(Berna)」社の製造。約150年前からの歴史のある、ベルナの時計は、マニアの間では「幻」の時計と称されることもある程の貴重な名機で、この時計のムーブメントを見ると、まるでパテック フィリップやヴァシュロン コンシュタンタン(バセロン コンスタンチン)のアンティーク時計のように、歯車の先端まで、念入りに研ぎ澄まされた刃のような素晴らしい機械である事に、やはり歴史の裏付けがあるものだと納得がゆきます。1864年に、ジュラ山脈に囲まれた、スイスのサンティミエ(St.Imier)で創業した、ひとクセある歴史をもつ時計ブランドです。このサンティミエは、現在では時計づくりの町として知られ、ロンジン、ホイヤー等の有名時計ブランドの本拠地であったほか、ブライトリングが1884年に創業した町です。ベルナ社は、そのブライトリングよりも20年以上前から、優れた時計作りを営んでいたわけです。過去には、ベルナは、100分の1秒まで計測可能な機械式ストップウォッチを開発する等の実績により、その卓越した技術力と独創性を誇りましたが、現在では、限られたごく僅かな時計の研究者や愛好家の間で知られるのみの、まさに「幻」の稀少な時計です。
- 特徴・セールスポイント
- 第二次世界大戦にて、ゼロ戦、雷電、紫電改などの、そうそうたる戦闘機を抱えた日本海軍が、そのような戦闘機等の装備品として正規採用したクロノグラフ。八九式活動寫眞銃改二の寫眞銃にこの時計を装着し、射撃タイムをフィルムに写し込むのに使用したものです。製造番号(個体番号)はNo.6292で、更に、海軍の工廠にて「空兵」「第579号」の刻印も入っています。非常に入手困難な逸品です。スイスのBERNA(ベルナ)社製です。旧日本軍のカラフとしては、セイコー製が有名ですが、ほんの若干数ですが、当時から非常に高価であったスイス製も実在しておりまして、この個体は、非常に稀少価値の高いベルナ社であり、おそらく、ほんの数えるほどの数しか現存していないと言われております。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 第二次世界大戦時の正規採用の官給品としては、かなりキレイな状態です。ストップウオッチはボタンの押し心地も良好です。スタート、ストップのボタン操作は心地よく、バッチリと零に戻ります。時計もクロノグラフ機能も、正常に稼働しております。竜頭にて時刻合わせも正常に作動します。全般的な状態は、あくまで本物のアンティーク品としての品格や、味わいのある微かな日焼けもありますが、製造後約70年も経過していると思えなくらい、きれいです。やや小型ながら重量感のあるケースは、やはり本物のアンティーク品ゆえに、写真で見られるように多少のアタリキズや経年変化などありますが、キラリと輝き魅惑的ですし、持ち歩いてもステータス感を放つ、独特の美しさがあります。このような時代の機械式クロノグラフは、現在においても完璧なコンディションを維持している個体は少ないですが、この時計の機械のクロノグラフ機能の状態は、かなり完璧に近い、良い部類かと思います。文字盤も、かなりの美しさですが、ただし、年月のため日焼けや経年変化もあり、よく目を凝らしてみるとそれなりの年月ゆえ、針や文字盤の一部の箇所は微かに経年変化や塗装劣化などが感じられます。風防もかなりキレイでして、角度によっては浅いアタリキズが見えますが、これが気になるかどうかは微妙といえるくらいの美しいレベルと思われます。ほかに附属品はありません。
- 日差・サイズ
- 日差は、ゼンマイを巻き止まりまでしっかり巻いて、平置きでの目視ですが、おそらく約30秒くらいと思われます。リュウズを上の状態では、およそ1分半くらいと思われます。この種のアンティークのミリタリー時計としては奇跡的なくらい、良好なコンディションです。(機械式時計の精度は使用条件や整備状況等により変わります)。時計の大きさは横幅約44mm、厚さ約13mm(風防含む)です。
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