シーマ イギリス陸軍用・官給品 ブロードアロー スイス製機械式・手巻 稀少な約30ミリの大型のシーマ自社キャリバー搭載 極美品
- 販売価格
- 67,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1940年代、シーマの稀少な自社キャリバーCal.234(15石)。チラネジ付き。このムーブメントは直径約27ミリと大型で、12リーニュ、つまりIWCのイギリス空軍用マーク10や、ジャガールクルトのマーク10といわれる超高級機に搭載されていた、Cal.83やCal.479と同サイズ仕様の高級手巻ムーブです。 軸受のルビーは大きめで、シャトン留めのように留められており、高コストで当時としては最高級クラスの仕様です。シーマ(CYMA)の腕時計といえば現在の日本では、日産のクルマ(CIMA)かと誤解されるほどの知名度ですが、実際には、「隠れた名品」ともいえる逸品で、1862年にスイスで創業した由緒ある老舗であり、この、シーマの社運を賭けた超高級ムーブのCal.234を搭載したイギリス軍のパイロットウォッチは、海外とくにヨーロッパの時計マニアの間で有名なコレクターズアイテムです。磁気シールドの金属製カバーがムーブメントを保護しています。
- 特徴・セールスポイント
- 第二次世界大戦中に英国軍からの発注を受けてスイスのCYMA社が供給したミリタリー・ウォッチです。当時の英国軍はスイスから、IWC、ジャガールクルト、ロンジン等々そうそうたる一流の時計メーカーのミリタリーウォッチを、戦火のなかをくぐりぬけて輸入しており、とくに、IWCやオメガやジャガールクルト製の稀少なマーク9、マーク10、マーク11等々は、現在では50万円を上回る高額なコレクターズアイテムになっている物もあり、マニアの羨望の的です。このCYMAは、スモールセコンドであり、マーク9のミリタリースペックあたりに、何となく似ていますね。海外のミリタリーウォッチのコレクターの間でも、この超高級キャリバー、Cal.234を搭載したシーマのイギリス軍用時計は、人気のアイテムです。又、RECORD(レコード)や、Lemania(レマニア)、Longines(ロンジン)、Eterna(エテルナ)、Timor、Vertex、Buren(ビューレン)あたりからも、これに近い仕様のミリタリーウォッチがあったようです。裏フタは、当時としては例外的ともいえる先進的仕様の、スクリューバックです。裏フタには「WWW」(Waterproof Wrist Watchの頭文字です。イギリス陸軍の腕時計の多くはGSTPやATPのマークでしたが、高級仕様のものには大抵、WWW印があります。)、ブロード・アローのマーク(英国軍仕様の官給品である事の証明)、そしてシリアル・ナンバー、軍支給ナンバーの刻印があります。「P」の刻印はCYMA社が英国軍から与えられたアルファベット記号(複数の会社が英国軍に時計を収めていた為)です。ちなみに、このタイプの時計は一般的なショップでは、約10万円位が相場かと思われます。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 1940年代のミリタリーウォッチとしては、信じられないくらいの美しさです。ほぼ未使用のデッドストック級レベルであり、つややかに輝いています。「無傷」とでも言いたいくらいの印象ですが、黒い文字盤や針、裏フタ等々に、ごく浅い微かな接触跡等はあり、それでも「味わい」と呼べるくらいのバランスの良さで、素敵な雰囲気です。ミリタリー時計は宿命として過酷な使用状況を経ているものが多い中で、この時計は、ほとんど使用感がみられず、もしかしたら倉庫に保管されてきたデッドストックかと思ってしまうほどの、非常にキレイな状態と思います。ダイアルは時代背景からすれば、「美しすぎる」といえるほどですで、リダンである可能性もありますが、とくにミリタリーウォッチのダイアルはオリジナルですと状態の良いものが非常に少ないので、日常ではこのほうが気持ちよく使えるかもしれません。ベルトは未使用の汎用品であり、NATO風のもので、黒いナイロン製を装着しております。
- 日差・サイズ
- かなり優秀なコンディションで、友人のタイムグラファーでは、リュウズを約40回ほど、巻き止まりまで巻いて平置きで、日差数秒程度の、クロノメーター級の精度です。とはいえ製造後約60年以上経過しているアンティークウォッチですので、日常では日差1分くらいではと思われます。(精度は使用状況により変わります)横幅約38mm(竜頭含まず)、厚さ約10mm(風防含む)です。ラグ間は18ミリです。ワイヤーラグ式です。リュウズも入れると横幅は40mmを越えるので、当時としてはやや大型の時計です。
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