ハミルトン懐中時計セールスマンケーストリプルサイン高級バイメタル切テンプ OH済

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販売価格: 65,000円SOLD OUT

製造年代・ムーブ: 1905年製 94017J

特徴・セールスポイント: ハミルトンの懐中時計です。大柄で迫力があり、ダイヤル・ケース・ムーブとHAMILTONのサインが入ったトリプルサインといわれるものです。当時は、ケース、文字盤、機械とお客の好みで組み合わせを決めて購入できましたので、他メーカーのケース、や、時計商オリジナルのケース等、様々な組み合わせがありましたのでトリプルサインは希少です。また、ケースは当時からのオリジナルで裏スケになっています。これも、セールスマンケースと呼ばれるもので、上記で述べましたように、お客様は好みの組み合わせが選べましたから、文字通りセールスマンが、自社の機械と自社のケースを採用してもらえるよう、綺麗な仕上げを施した機械をお客様や、時計に見せるために、使用したといわれております。機械の仕上げは極上で、磨いたニッケルの地板に分厚く贅沢に使い、文字や模様を彫り込み、その上から全体的に金メッキを施し、文字部のメッキだけを磨いて残す、という手間の掛かる作業で綺麗な文字や模様が入っています。受け石も金のシャトンを3本のネジで留めるという手間のかかった仕上がり、当時のHAMILTONの技術の高さと誇りを感じさせる逸品です。緩急針はスワンネックで、金仕げがされています。この手のグレードではスワンネックが銀色のままが多いのですが、コレは金色に仕上げられており、テンプもバイメタル切テンプ採用で温度のよる誤差を補正できる高級機です。時刻合わせはレイルウェイ宜しく、レバーセットで風坊を開けてレバーを引き出すことで時刻調整が出来ます。これも、この時代の知恵で、ポケット内で時刻が不用意に変らないように考えられた安全システムです。コレだけの仕上げの時計を今作らせたら高級自動車が一台買えると、時計師の方々はおっしゃいます。それを手ごろな価格で味わえる、今の時代の特権ですね。

コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品: 若干の使用小傷、ダイヤルの端にカケ、薄いニュウが見えますが、全体的なコンディションは100年以上前の時計にしては宜しいと思います。緩急針が真ん中近くにある状態で時間が出ますので、非常に機械のコンディションは良いものだと思います。もうあと3代に伝えらえる時計だと思います。

日差・サイズ: 日差は±2～3分以内。

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