ブライトリング トランスオーシャン Trans Ocean 1st TOP-Gケース 珍しい逸品
- 販売価格
- 128,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1960年代 Ser.887*** Cal.B126 25石 18000振動 自動巻きモデル
- 特徴・セールスポイント
- ご紹介する時計は、1942年にクロノマットを発売し、その名を世界に轟かせてまいりましたブライトリングの逸品になります。そのラインナップの中で海上を軽快に航海し自然な感覚で付けることを目的にブライトリング初のクロノメーターモデルとして世に出したことでも有名なトランスオーシャンになります。1952年、AOPAの公式オフィシャルウオッチとして歴史にナビタイマーという有名なモデルを供給したことにより、世界の航空界を席巻してきましたが、その野望は1957年、国際地球観測年の発足により、海洋学の分野を担うこととなったコメックス、又各国の海軍などに目を向けられ、その野望を果たすべく同社から発表されたのが600ftの防水力を持つ”SUPEROCEAN/スーパーオーシャン”と、一般向け時計として販売された”TRANSOCEAN/トランスオーシャン”なのです。この時計の最大の特徴は、その保存状態の良さにあります。シャンパンゴールドフィールドのケースに対照的なシルバーダイアル、ケースと同色のインデックスとハンズ、とても煌びやかで気品に溢れて視野性に優れている印象です。ラグがツイストされた独特な形状のボンベイケースは、高級感を感じさせ、文字盤は緩やかにカーブさせる立体的な造りであり、ブライトリングの“B”および12本のインデックスをアップライトに仕立て、十字の活線は羅針盤を想像させる創りに仕上げさり気ない演出をしている一品であることをお伝えしたいです。ムーブメントには、それまでの1940年代から付きあってきた”フェルサ”を中心に3針モデルを展開してきたブライトリングが初めてETAに鞍替えした”Cal.2452 ”をベースにしたインハウスナンバー”Cal.126”になり、すべて銅メッキを施して耐久性を高くし、徹底的に磨き上げ、当然チラネジのテンプ周りの美しさや、特に紅一点の耐震インカブ、受石ルビーでさえも飾りの様に思えるメカの凄さ、また独特の静かなるローターサウンドは、リバーサー独特の切り替え車がローターの動く度に迫力のある様相を魅せ、それまでのローターと香箱の間に切り替え車をもつリバーサーから進化し、より薄型にする為に、2枚の切り替え車を装備し、一定方向に巻上げを促すスイッチングロッカー式を導入したことによりパーツ数を抑え、よりコンパクトにしながらも、昔ながらの大き目のチラネジテンプ振りで精度を高めている姿は、ブライトリング初のクロノメーター(クロノメーター仕様:Cal.B 124)モデルまで誕生させた内部のクオリティーの高さの証明であり素晴らしいの一言です。そしてこうもりの翼のようなローターにまで、モデルネームである”TRANSOCEAN”の文字が刻まれていることからも、このモデルに対してのブライトリングの期待が高ったことが窺える一品でもあります。現在まで、伝説の名機が誕生するたびにその都度、10回以上のエンブレムのデザインを変えてきたブライトリングが、”TRANSOCEAN/トランスオーシャン”のファーストモデルであるこの一品のバックケースにその2ウイングナビエーションエンブレムの確かな印を残した事は揺ぎ無い事実であり、エレガントに仕上げたデザインセンスはトランスオーシャンヒストリーの証でもあります。このモデルは歴史的な価値が十分ある時計に間違いなく、一期一会のアンティーク一点ものになりますので、この機会に最高な時計を是非ご検討頂ければ幸いです。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 半世紀以上前のアンティークウオッチになりますが、とても良い保存状態を維持しております。外観には薄い傷程度が散見される時計です。また、経年品で良く見られる文字盤や針の変色や劣化は小さなものも含め目視では見当たらないグッドコンディションです。また強化プラスチック風防は視野性を妨げる傷なども無く良好です。竜頭にやや劣化は見られるものの、「B」表記入りの竜頭が残っております。ムーブメントは、先日にオーバーホールを済ましたコンディションになりますので、大変良好で精度も安定しており、画像でも確認して戴けますが綺麗な機械になります。これからのご使用にも問題の無い状態です。付属品:時計本体、カーフベルト(未使用品)、修理時領収書が付属致します。
- 日差・サイズ
- 日差は平置で10秒程度です。ケース径は横:約35ミリ(竜頭含まず)、厚さ:約11ミリ、ラグ幅;19ミリです。腕回りは21センチまで対応可能です。