ゼニススポルト美しいアンティーク品の手巻式 Cal.135と同世代の大型の高級自社キャリバー搭載スナップバックの内側はシースルーバック

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製造年代・ムーブ: 1950年代製手巻式キャリバー ZENITH製のCal.40　特殊緩急針付。時計マニア垂涎の的で、100万円くらいで取引されることもあるZENITHのCal.135と同時代のムーブメントで、Cal.135の大きさが13リーニュでしたが、このCal.40は12リーニュであり、一回り小さいです。そうはいっても直径30ミリ近い大型のムーブです。裏蓋の内側に、風防があり、その風防を通して、この稀代の銘キャリバーを眺めることができます。このキャリバーの製造数は約15万個と言われておりますが、時計コレクターにとって定番品であるオメガの30mmキャリバーが約300万個製造されたことに比べると、非常に少ないです。更に、この一品のようなコンディションのキレイなものは特に少なく貴重です。

特徴・セールスポイント: さすがに高級ムーブメント製造会社の自社銘の品ですので、スナップ式のステンレス製の裏蓋を開けると、その内側に、シースルーバックのような、透明な風防を通して、美しく輝く、高級機Cal.40を眺めることができます。緩急針は二股に分かれた特殊形状であり、軸石ルビーも大きめのものがはめ込まれており、テンプにはチラねじが煌めいています。ゼニスといえば「エルプリメロ」というほどに、クロノグラフの評価が高いブランドですが、三針式の時計においても、Cal.135をはじめ、1950年代から1960年代の手巻き式のゼニスには、至高の名品が存在します。そうした流れをくむ、希少なゼニス自社キャリバーの手巻き式の1950年代製。何気ないステンレス製のケースの中身は、実は、外観よりもずっとコストがかかっている高級キャリバー、というのは、ゼニスブランドの「お約束」ですね。手巻き式ゆえにリュウズが大切ですが、ゼニスのマークが誇らしく輝く、オリジナルのリュウズは、程よい大きさで、巻き心地も良好です。

コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品: 本物のアンティーク品が放つ、優雅な味わいと格調が感じられます。ケースは、つややかに美しく輝いて、ケースサイド部は新品の頃のヘアラインフィニッシュがキレイに残っており、ラグのエッジ部は製造当時のように鋭く立っています。とはいえ、さすがに製造後約60年が経過しておりますので、そのケース、文字盤、針、風防等に経年変化や小さな保管中のアタリキズ等は見受けられますが、それでもまだ、かなりの清潔感があり、あくまで、趣味性の高い、味わいと云えるレベルと思います。オフィスでの大切な会議でも、ヨーロッパの高級ホテルのレセプションでも、左腕に、スイスを代表する高級時計ゼニスの、ステータス性が漂います。尾錠とベルトは未使用品の汎用品です。

日差・サイズ: 日差は、巻き止まりまで、約30往復ほど巻いて、平置きでは、目視ではほとんど誤差がわからないほどの高精度です。とはいえ、機械式時計の精度は環境や使用状況等により変わりますので、日差約20秒前後くらいをご容赦下さい。時計の大きさは横幅約37mm(リュウズ含まず)、ラグの幅(ベルト幅)は18mmで、やや大型のメンズサイズで、なかなか貫禄があります。

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