ゼニス 自動巻 稀少ハーフローター式 自社ムーブ Cal.133.8搭載 (超高級Cal.135の後継) 美品アンティーク時計
- 販売価格
- 87,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1950年代前半 ゼニス製の高級自社キャリバー、20石仕様の「Cal.133.8」を搭載。東京の有名アンティークショップによる名著『オンリーアンティークス』という書籍の「ZENITH」のコーナーで、同系統の自動巻きキャリバーが、「Cal.135」の後継機であると記載されています。(ご存じの通り、ゼニスの19石仕様のCal.135は、超高性能な手巻式キャリバーとして評価が高く、単価100万円近い金額で取引される事もあります。当サイトでも、1957製造のステンレスケースのCal.135搭載のゼニスが、78万円で販売された履歴があります。
)この時計の、Cal.133.8は、1951年から数年間、合計77,000個のみ生産された稀少品です。この時計のライバル製品にあたる、ほぼ同時代のオメガ製の「Cal.340」が、合計で130万個も生産されたことに比べると、「2ケタ」も少ない、別格のレアな稀少品です。又、オメガのCal.340が17石、振動数5.5ビートでしたが、このゼニスCal.133.8は20石で、19石のCal.135よりも更に多く、振動数6ビートであったことを考慮すると、このゼニス製ムーブメントがいかに精密で、コストを度外視した高性能機であったのかが理解できます。やはりCal.135の後継機といえそうです。この時計の当キャリバーには、さすがに豪華な、独特の筋状のコートドジュネーブ仕上げが非常に広い範囲にわたり、製造段階から施されており、これほどの豪華仕上げは、他に類をみない事である旨が『オンリーアンティークス』にも記されており、やはり実物は、息をのむ程の美しさです。
- 特徴・セールスポイント
- ゼニスといえば「エルプリメロ」というほどに、クロノグラフの評価が高いブランドですが、三針式の時計においても、Cal.135をはじめ、1950年代から1960年代の手巻き式のゼニスには、至高の名品が存在します。そうした流れをくむ、この時計のムーブメントは半回転自動巻きのCal.133.8です。その半回転バンパーローターには、両端にスプリングがありショックを吸収する仕組みとなっています。こうした構造ゆえに、この時計を軽く振ると、微かにパタンパタンという震動が感じられることも、この時計を所有することへの愛着を生むキッカケとなりそうです。このような半回転自動巻きは、バンパー式と称される場合もあり、1950年代の一時期に、ジャガールクルト、オメガをはじめ一部の一流ブランドが導入した方式ですが、現在の自動巻きは全て、一般的なフルローター式となっており、一般には入手困難です。特にゼニスの当方式のムーブは、前述の通り個数が非常に少ない稀少品であり、オメガ製Cal.340よりも高コストな高性能機であったと思われます。現在のゼニスは、ルイヴィトン系列の高級時計ブランドとして、新品のゼニスの時計が数十万円で販売されておりますが、このように貴重なアンティーク品のゼニスが、十万円を切る価格で手に入れられる事は、幸運かと思われます。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- もし、この時計で職場のオフィスに行くと、かなりキレイなコンディションなので、約60年前のビンテージ品であるにもかかわらず、新品の高級時計であるかのように見えるでしょうね。ケース、文字盤等が、かなりキレイです。ゼニスの星型マークとインデックスバーが、金色のアップライトになっている高級仕様の文字盤は、ほぼ完璧に近い美しさであり、微かに年代感が感じられますが、美品のビンテージ品としての魅力が感じられます。一部、ベゼルに、ほとんど肉眼で見えるかどうかの軽度な微かな痕跡があり、見る角度によっては、裏ぶた、ラグの側面等にも、接触跡が見えます。しかし、約60年前のビンテージ品としては、かなり良い状態です。本革ベルトと尾錠は未使用の汎用品です。スクリューバック式の裏ぶたには、ZENITHのロゴマークや、ケース品番、SWISS MADE表記等のメーカー刻印が、鮮明に残っていることも、貴重な価値です。更に、ご存じの通り、この時代の腕時計でスクリューバック式の裏ぶたである事は、稀少価値ある高級時計といえます。尚、リュウズにエンブレム刻印は無く、文字盤は、前述の通り、非常にキレイで、かなり高級感、品格が感じられるアップライト仕様であり、違和感なく自然な美しさですが、古い時計の割には非常に美しいので、リダンである可能性も否定できません。ただし、もしリダンであったとしても、それゆえにキレイであり、オフィスや街角でも、気持ちよく違和感なく使用できるといったメリットもあります。
- 日差・サイズ
- 男性用として、若干、大き目の、まさに適度な大きさで、横幅約36mm(リュウズ含む)、厚さ約11mm(風防含む)。ベルトの幅は18ミリです。日差は、平置きでゼンマイを手巻で約50回巻きあげた状態では、目視ではズレが認識できないほど良好ですが、念のため、約30秒程度と思われます。(日差は、使用状況により変化します)
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