アラン・シルベスタイン 自動巻きクロノグラフ 月齢表示付トリプルカレンダー 1989年製造初代モデル 世界限定500本 日本入荷100本のみ 超激レア品
- 販売価格
- 128,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1989年製 自動巻き スイス ETA社製 Cal.7751(A)
- 特徴・セールスポイント
- 時計界の奇才、アランシルベスタインの記念すべき自動巻きクロノグラフの初代モデルです。世界限定500本という少ない生産数の内、日本にはわずか100本のみ入荷しました。この時計が世界で販売されていた1989年は、日本ではまだアランシルベスタインというブランドは全くといっていいほど無名で、扱っている販売店も非常に少なかったのを覚えています。私は1989年当時、時計については比較的詳しいと自負していましたが、恥ずかしながらアランシルベスタインのことは全く知りませんでした。購入の経緯は、ふと立ち寄ったある百貨店の時計売場で、デザインがとても斬新な多機能機械式クロノグラフにが目に留まり、一目惚れをしたのがきっかけです。そこで初めてアランシルベスタインというブランドを知りました。アランシルベスタインと言えば、今やすっかり人気も定着し、熱狂的なコレクターが多いことで知られていますが、彼は元々時計職人でも時計デザイナーでもありません。彼の本業は何とインテリアデザイナーだったのです。当時のアランは、新進気鋭のデザイナーとして本国のフランスで注目を浴びる存在でした。では一体なぜインテリアデザイナーであるアランが時計を作ることになったのか。それはフランス革命200年祭で政府公認の時計デザインを依頼され、それを引き受けたのがきっかけです。また、彼は自他に認める無類のクロノグラフ好きなのだそうですが、「どうも自分が欲しいと思うデザインのものが無いな」と常日頃から感じていたそうです。そんなアランに舞い込んできた時計デザインの依頼。これを運命を感じたアランは、自ら時計をプロデュースしていくことを決意。そして、アランはここから本格的な時計製作に乗りだします。そして1987年、遂にスイス最大の時計見本市として有名な、バーゼルフェアに渾身の作品3モデルを発表し鮮烈なデビューを果たし大成功を収めます。そして、それから2年の月日が流れ、1989年についに待望の自動巻きクロノグラフが発表されたのです。しかし、アランは手作りによる時計作りにこだわっていたため、生み出される時計の生産量は少量のみ。そのため、製造された本数はわずか500本。アランは斬新なデザインの時計に、スイス最大のムーブメントメーカーであるETA社の高級ムーブメントを融合させ、時計の価値と質を高める方策を選択しました。ETA社といえば、オメガ・タグホイヤー・ブライトリングをはじめ、様々なブランドにムーブメントを供給していることで大変有名ですが、その分、高額になってしまいます。しかし、時計そのものの価値を高めることに拘った彼の判断は正しく、新興ブランドでありながら世界中の時計ファンから賞賛を浴びることになったのです。そのため、彼の作品は世界中であっという間に完売。皮肉なことに最後まで売れ残ったのは、欧米に比べてアランの知名度が低かった日本だったと聞いています。しかし、その後の日本でも雑誌などに紹介され、アランの人気に火がつき、彼の生み出す作品は、販売と同時に売切れ店が続出。アラン作品のコレクターが急増しました。さて、この時計について話を戻しましょう。この時計はそんなアランの記念すべきクロノオートのファーストモデルということになります。販売からすでに20年経過していることから、現存数がとても少ないと言えます。この時計のケースですが、真鍮製で当時としては類を見ないブラックPVD仕上げが施されています。文字盤は高級感溢れるつや消しのブラックで、カラフルな色使いの針が絶妙にマッチしていてとてもスタイリッシュです。今でも十分に通用するデザインです。そして、この時計はデザインだけではありません。機械式時計としても素晴らしい作品となっています。ムーブメントはETA社の名機7750にトリプルカレンダーと24時間計、そしてムーンフェイズを加えた多機能ムーブメント7751Aをフランス時計産業のメッカであるブサンソンの自社工房で一つ一つ熟練した職人によって丁寧に組み上げています。そのため、スイスメイドではなく、、MADE IN FRANCEと裏蓋に表記されています。そして、フランスのクロノメーター規格と言われているブサンソン天文台規格をパスしており、機械式時計としての性能や精度も折り紙つきです。また、ブサンソン規格をパスした時計に与えられる☆☆☆マークがムーブメントに表記されており、スケルトンとなっている裏蓋から見ることができます。またデザインの方はというと正にアランワールド全開です。まずはリュウズから。リュウズと言えば丸い形をしているのが当たり前といったところですが、何と正三角形の形をしており、色は黄緑となっています。その両脇にあるクロノグラフのスタート・ストップボタンは何と赤色。これがブラックのケースと相性が抜群で、とてもインパクトがあります。そして、何と言っても極めつけは、その針のデザイン。クロノグラフの秒針はクネクネと曲がったとても特徴的なデザインでアランの代名詞とも言えます。また、分針と時針も秒針と同じ黄色で統一されいます。そして現時間を表す、秒針・分針・時針は黄緑色で、24時間針は赤色となっています。これにより、多針クロノグラフにありがちな、誤認や見難さを防いでおり、非常に実用的であることがわかります。ただ単に派手な色使いをしているだけの時計とは異なり、使う側の立場になってよく考えられていると言えます。また、月齢表示も、大変見やすくなっていて、お月様の顔もアランならでは表情でとても実用的です。滅多に市場に出てくる時計ではありませんので、アランの作品をまだお持ちでない方に特にお勧めです。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- コンディションは20年前の時計であることを考えると、良い方ではないかと思います。ケースや風防に目立つような傷はありませんが、新品当時と比較すると、色は経年変化などで薄くなっています。ムーブメントは、機能すべてが正常に作動しており、トラブル等もありません。文字盤は20年間の時間がもたらした雰囲気がキチンと出ております。ドット部分がいい具合に色が経年変化しており、アンティーク感抜群です。ベルトは社外品のカーフベルトで、若干の使用感があります。尾錠は純正の尾錠が付いてます。付属品はありません。オーバーホールは5、6年前に行っていますが証明書は処分してしまったためにありません。そろそろ次の期かもしれません。(その分、値段を抑えたつもりです)
- 日差・サイズ
- 日差±20秒程度、ケース径39mmです。
- ■売り切れ商品です。販売中の同モデルはこちらからお探しください
