ランゲ＆ゾーネ第二次大戦ドイツ海軍時計予備風防アーカイブ付

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販売価格: 685,000円SOLD OUT

製造年代・ムーブ: 1943年 Cal.48(キャリバー48) 手巻懐中時計

特徴・セールスポイント: 第二次大戦下、ドイツ国内でも数少ない一級クロノメーター製造企業の認定を受け、陸海軍の正規時計の生産を受注するなど、高度な時計製造技術を誇ったランゲ＆ゾーネ社製のいわゆる観測時計（B-Uhr＝beobachtungsuhr）で、本品には海軍仕様の仕上げの施された名作ムーヴメント、キャリバー48が採用されています。この懐中時計はドイツ海軍将校に配布されたのみならず、デッキウォッチとして木枠に装着され、Uボートを始めとする潜水艦用時計としても活躍しました。また近年のランゲの愛好家ならば一目瞭然と思いますが、この時計は、最近惜しまれつつ生産中止となった復興ランゲ&ゾーネ社の名機、1815UP&DOWNのデザインの原型とされたことでも知られています。時分針を含む4本すべての針に鮮やかなブルースティールを使用、シルバーの文字盤の3時位置にはスモールセコンドが、9時位置には35時間パワーリザーブのインジケーターが配された、まさに新旧のランゲを象徴するような作品となっています。軍需製品のため文字盤は無銘ですが、ムーブメント上には「A.Lange&Sohne／Glashutte(創立の地であるグラスヒュッテ）／Sa（ザクセン）」の銘がしっかりと彫られています。また、今回の出品にあたり、ランゲ＆ゾーネ社の管理するグラスヒュッテ時計博物館に、この時計のアーカイブ(ZERTIFIKAT)を申請・取得しており、ミュージアム・クォリティーに近い品質が公けにも認定されています。1994年に復興したランゲ＆ゾーネ社の時計への評価が高まるにつれ、欧米ではこうしたランゲのヴィンテージ・ウォッチを求めるコレクターが急増し、特に第二次大戦中の時計には、ランゲ・コレクターのみならず、ミリタリー・コレクター、ナチス・コレクターらが競合、海外のオークションなどでのビンテージ・ランゲの落札価格が非常な高値を記録することも珍しくなく、投資的な意味からもその価値は年々高まるばかりです。

コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品: 12時付近を中心に経年的変化による細かな汚れがシルバーの文字盤上に散見されます。また肉眼ではわからない程度ですが風防内にわずかなスクラッチがありますので、今回は特別に、この時計とほぼ同時代に作られた風防を、予備としてお付けいたします。これらの点以外ではおおむねグッドコンディションに近いかと思われます。また、アーカイブ上、ムーヴメント、ダイヤル、針はオリジナルとの鑑定を受けていますが、ケースには微かな打ち傷もあり、オリジナルの認定はありません。2007年にドイツで取得したランゲ社認定の正式な「アーカイブ」と、1943年当時にこの時計がハンブルグ駐屯のドイツ海軍に販売された際の「出荷台帳」のコピー2通をお付けいたします。さらに、ほぼ同時代のビンテージの風防（23&2/8・装着可能確認済み）を、予備風防として一枚お付けいたします。

日差・サイズ: 平置きで日差約2分程度です。サイズは、径51mm（リューズ含まず）、厚さ13mm、巻上げ状態で35時間作動です。

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