ロンジン 角型 1928年製 9.47N搭載 14金ホワイトゴールド張りケース
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- 販売価格
- 118,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 手巻き 1928年製 Cal.9.47N
- 特徴・セールスポイント
- ロンジン初の角型ムーヴメント9.47Nを搭載しています。ご存知の方も多いかと思いますが、ロンジンの最高傑作とまで評価される作り込みの素晴らしい希少ムーヴメントです。9.47Nが評価される点についてご説明を致します。まずムーヴメントの要となるテンプ周りですが、ロンジン特有のヒゲ持ちが装備されています。一般的な高級機種に与えられる肝臓型とは異なり、四角い形でネジが1つの構造です。ネジが2つ入る肝臓型と比較して調整幅が少ないと言われています。そこから延びるヒゲゼンマイはブレゲ式巻き上げヒゲです。テンプは温度の上下によりヒゲゼンマイの収縮速度が変化してしまうことを考慮に入れ、その誤差を補正する機能を持つバイメタル切りテンプが装備されています。これら3つの要素を併せ持つムーヴメントは最高機種として位置づけられますが、更に特長的なのが、テンプに入るチラネジです。写真でお分かり頂けると良いのですが、テン輪のアームの位置と90度離れた位置の4カ所にシルバーのチラネジが入っています。これはミータイムスクリューと呼ばれるテンプの調整をするためのチラネジで、シルバーであるのは懐中時計の時代から極一部の高級機種に与えられていたプラチナ製と思われます。テン輪の遠心力を最大化するための仕組みで、他のメーカーの腕時計ではあまり見かけません。この時代のロンジンの高級機には、こうした2対のチラネジが入るものがあり、後の10Lや22Lにも1対に減りますが装備される個体があり、1950年代まで続けられたのには驚きます。テンプ周り以外では1920年代ならではのブリッジの厚みや強固な作りが有名です。ケースはこの時代特有のアールデコ調のデザインで側面には4方向で彫刻が施されています。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 長針と短針が近いタイプですが、オリジナルではありません。そのために価格を抑えめに致しました。ケースにはいつかの金張り剥げがございます。具体的には、各ラグの外側角が研磨のために剥げが見受けられ、側面の彫刻が施してある面にも数カ所の剥げが確認出来ます。全体に小傷が多数ございますが、90年近く経過したことを考慮すれば良い状態のように思います。プラ風防は研磨されているために傷はございません。文字盤もご覧のようにかなり綺麗で、数字にペイントされた夜光塗料が黄色く退色しています。リューズもケースにマッチしたデザインです。ムーヴメントは密閉性の低い角型ケースのために、酸化して赤くサビが出ている個体が多い中、ご覧のように白色に変色している部分は多々ございますが、輝きを維持しています。この時代のロンジン角型をお使いになったことがない方へのご説明ですが、ムーヴメントと文字盤はケースの中でネジ等により固定をされていないために、基本的にはリューズとムーヴメントが挟み込む形で固定されています。そのために針を動かす時にリューズ引き出しますと、ムーヴメントと文字盤がケースの中で動きます。再びリューズを押し込むことで固定されます。またこうした構造なので、リューズを巻く際にはケースとの摩擦があり、ある程度の力とコツでスムーズに巻き上げられるようになります。革ベルトはほとんど使用感はありませんが合皮製の簡易品です。長さもかなり長いようなのでオマケ程度にお考え下さい。
- 日差・サイズ
- 平置きで日差+1分以内です。姿勢差で遅れが出ますのでご使用になる日の方が日差は縮まるかと思います。サイズは全長36ミリ(ラグ含む)、幅21ミリ(リューズ除く)、厚さ10ミリ、ベルト幅16ミリです。
- ■売り切れ商品です。販売中の同モデルはこちらからお探しください