セイコー 99スーペリア クォーツ 通称「裏スーペリア」銀色の9980-8000 かなりの極美品 1979年製で定価約20万円 諏訪セイコー SS製 SEIKO製の箱つき
- 販売価格
- 99,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 1979年製。裏ぶたに刻印の品番は9980-8000(超高級クォーツですので敢えて私自身では裏ぶたを開けておりません)。セイコー及び諏訪セイコーの歴史上、別格の位置付けの逸品です。ツインクォーツのキャリバーの中でも別格のCal.9980を塔載し、発売当時の仕様としては、当時の測定方法にて、「日差」「月差」の計測とはケタ違いの、「年差5秒(常温にて)」という驚異的なスペックで発売された、コストを度外視したセイコーの旗艦モデルであり、現在の高級クォーツ時計でも、一般的には、せいぜい月差約20秒くらいの精度であることを考えると、比較にならないほどの高性能です。一説によれば、このセイコースーペリアには、搭載する「水晶」のさえも、品質のよいものを選別して使われたとも言われております。又、現在のクォーツでは使用されていない、高コストなトリマコンデンサーを搭載し、かつ、温度に対しても特別補正がなされているようです。尚、ご存じの通り、セイコーは「ツインモーション」を開発後は、原価の高額な「ツインクォーツ」の製造を廃止しました。ここまでコストをかけたクォーツ時計ですので、むしろ、技術革新の進んだビジネス優先の現代社会では、かえって実現できないほどの品質重視の品といえましょう。(現在その精度が出ているかは検証していません)
- 特徴・セールスポイント
- ツインクォーツを表す二重の水晶の「蜂の巣」マークが輝いています。1979年の発売時の定価が約20万円で、セイコーの当時の市販品ラインナップでは最上級クラスの「別格」の仕様です。当時の初任給の約2倍から3倍の価格ですので、現代の価値に置き換えると、約50万円前後の価値観となります。ほぼ同時期の、グランドツインクォーツ(グランドセイコー後継機)が約8万円、キングツインクォーツ(キングセイコー後継機)が約5万円でしたので、それらの高級時計と比較してもやはり、2倍から3倍の価値を誇り、君臨していた時計でした。いかにも精巧につくりこまれた、独特のエッジと曲面で構成されたデザインは、明らかに他の時計とは違うという存在感が感じられます。1978年に「9983-7000」の品番で、世界初のツインクォーツの腕時計が発売されていましたが、こちらの9980-8000は、その翌年のモデルであり、豪華絢爛な9983-7000に比べて、究極のシンプルなデザインであり、一部の限られたマニアの間では、通称「裏スーペリア」(9983-7000が「表スーペリア」)とも呼ばれている稀少性の高いモデルです。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 製造後、30年以上が経過していますが、腕にはめて普通の距離で見ると、新品かと思ってしまうほどキレイな時計です。文字盤やガラスは、私が肉眼で見る限り完璧な、極めつけの美しさです。ただし、正面から見る限り目立たない部分ですが、外観の詳細写真にも写っておりますように、保管中の接触等により、4時位置あたりのケース側面に小さなアタリキズがあり、また、じっくりと目を近づけて注意深く凝視すれば、経年変化や接触跡は見つかると思います。しかし製造年代を考えると、非常に美しい部類に入ると思われます。リュウズも当時のツインクォーツの「蜂の巣」マークが、誇らしくカッコよく刻印されています。外観的には、時計本体はこのように非常にキレイです。しなやかなブレスレットは、時計本体の複雑かつ精巧なエッジの形状とピッタリ一致しており、このデザインから判断して当時のセイコー社の品と思われます。軽く拭いてキレイになる程度の若干の接触跡もありますが、腕にはめたフィーリングでは、かなり新しくキレイに見えます。ブレスレットの長さは腕回り18センチか19センチくらいあり、ほとんどの男性にとって、このまま使用するのがちょうどよく、指1本か2本くらいの余裕ができるレベルです。この時計は、クルマに例えれば、トヨタ2000GT、ホンダのS800、イスズの117クーペ、マツダの初代コスモ、日産の旧フェアレディのような、歴史上重要なコレクターズアイテムです。大切に使っていただければ幸いです。
- 日差・サイズ
- 元々、製造段階では、現代のクォーツを遥かに超える、超高級、超正確なクォーツであり、現時点でも日常使用するには精度はほぼ問題ない高いレベルの精度ですが、さすがに30年以上が経過した時計ですので、製造当時のスペックを維持できているとは思いませんので、一日で1秒くらいの誤差はご理解ください。ケース径約36mm(リューズ含まず)。この美しい一個を、外に持ち出すのがもったいないと感じており、私自身で、外に持ち出したことはありません。セイコー製の化粧箱つきです。この箱は写真では、時計のバックに写っているグレイ色のものです。この箱は、たしかに昔の高級クォーツ用のようですが、このスーペリア専用の箱ではないのかもしれません。過去の販売の方のケアレスミスか何かで、入れ違ってしまった箱のようです。しかし、なかなかキレイなグレイ色の箱です。
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