セイコー グランドセイコー 56GS 5646-7010 日付&曜日カレンダー早送り可能 昭和の自動巻き高級時計
- 販売価格
- 69,000円SOLD OUT
- 製造年代・ムーブ
- 製造番号から判断し、1971年に生産された逸品と思われます。諏訪精工舎製、25石で5姿勢マルチアングル調整の自動巻キャリバー、5646A。このキャリバーは、公式クロノメーター基準よりも厳しい「GS検定基準」に従って調整され出荷されておりました。ちなみに、1968年から製造が開始された56系のキャリバーは、もともと、セイコーがはじめて国際機関のクロノメーター規格をパスさせて「公式クロノメーター」として市販したことでも知られています。セイコーは1970年代の後半に機械式時計の新規開発を中断しましたが、いわば「SEIKO黄金時代」ともいうべき、油ののりきった時代の、最後の名機です。5種類の姿勢差を調整して出荷された、セイコーこだわりのマルチアングルの高級機。日付カレンダーつき、秒針規制があり、日付は早送り可能ですので実用的です。
- 特徴・セールスポイント
- 1960年代後半に時計精度のコンクールとして権威ある、スイスの天文台コンクールで、上位独占を果たしたセイコーは、1968年には61GS、1970年には56GSとして、なんとスイス・クロノメーター基準よりも厳しい自社「GS検定基準」をクリアして市販しました。今回の56GSは、61GSに比べて、ややコンパクトに凝縮された設計で、8振動のムーヴです。この56系はある意味、セイコー最後の名機と呼べるかもしれません。機械式のグランドセイコーは、このあと長期にわたり開発、製造が中断された為、天文台クロノメーターコンクール時代のセイコーの最後のキャリバーです。SS(ステンレス)のケースに収められた、このムーヴメントには、誇らしく「ADJ.5POSITION TEMP.」と記載されています。プレミアム製の高いグランドセイコーの良品を適価でお探しの方へ、おすすめです。
- コンディション・傷・ブレスのコマ・付属品
- 外観は、営業や仕事の商談で使用して差し支えないレベルの美しさと、働き盛りの活力ある男性のステイタス性が感じられます。文字盤、針、風防は、ほぼ完ぺきなキレイな状態です。つやの輝くサイド部、鋭いエッジ、ラグ間の繊細なヘアライン仕上げなど、セイコーの技術力を惜しみなく投入した高級時計ならではのディテールは、いつ見ても美しいです。ただし、製造後、約30年を経過しておりますので、じっくりと眺めると、拭くか軽く磨けばキレイに仕上がる程度の些細な接触跡や、裏側の死角になっているエッジ端部分の写真に写っているアタリキズなどの使用感が見えます。文字盤は、ほぼ完ぺきな美しさで、シルバーホワイトに輝いて、見とれるほどキレイです。ただしこの文字盤は下端に品番などの表示が無いので、後年にセイコーの保管されたパーツの在庫を使用して差し替えたか、またはリダンの可能性もありますので、その分、割安価格に設定しておきますが、不自然さは感じられず、アップライトのSEIKOロゴとGSマークや、5分おきのアップライト型インデックスバー、1秒ごとの目盛など、とてもステイタス性を感じさせます。うら蓋も、GSメダリオンも、いくらかの使用感はありますが、美しく、つややかに輝いています。尾錠と黒いベルトは、未使用の本革製ベルトを装着。ゼンマイの巻き心地は若干かたい感触です。これだけの品を割安に入手できるチャンスです。
- 日差・サイズ
- この時代の時計の実用コンディションとして、かなり正確な方です。私の目視では、(自動巻きではありますが念のため40往復くらいネジを巻いて)平置きで、ほぼ狂いは無いようですが、およそ日差20~30秒くらいと申し上げておきます。(平置きの機械測定では、もっと良い数値が出ますが、但し精度は使用状況により変化しますのでご了承下さい)横幅約37mm(リュウズを含む)、厚さ約10mm(風防含む)です。
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