ロンジン Cal.13ZN フライバッククロノグラフ 18KYG金無垢 手巻き 2022年OH済 時計店修理明細付属 LONGINES Flyback Chronograph [代行おまかせコース]・L-2763

1936年～39年頃 Cal.13ZN 手巻き

今回ご紹介するのはロンジンの手巻き時計「13ZN フライバッククロノグラフ」です。1936年にロンジン社が当時の最先端技術を投入し完成させた名機「Cal.13ZN」を搭載したクロノグラフの最高傑作。他社では不可能とされたフライバック機構を初めて採用したクロノグラフコレクションです。

本品は中でも希少な金無垢モデル。ケース/キャリバーシリアルNo.一致の個体です。文字盤は枯れたヴィンテージダイヤル。肉抜きインデックスとリーフハンドの組み合わせ。インダイヤルは30分積算計と永久秒針の2カウンター。赤青のタキメーター/テレメータースケールが配された時代を感じる雰囲気の良い風貌デザインです。18KYG金無垢ケースはスナップバックのラウンドフォルム。バンドは社外製のレザーストラップを装着しています。世界中から賞賛を浴びるクロノグラフ。時計ファン、拘りのアンティークウォッチをお探しの方にお薦めしたい逸品です。

【LONGINES】
LONGINESは1832年から続く世界屈指の歴史ある老舗メーカーです。ロンジンの時計は機能性・信頼性はもちろん、洗練された気品あるデザインに定評があり、いつの時代も大人の男性・女性から高い支持を得ているスイスの時計ブランドです。最高のものだけをつくるというその理念は、現在も一切の妥協を許さない徹底した品質至上主義を掲げています。

【Cal.13ZN】
1936年に誕生したフライバック搭載キャリバー。
17石、直径29.80mm、厚み6.05mm、振動数は1万8000振動/時、そしてブレゲヒゲゼンマイを搭載したクロノグラフの最高傑作ムーブメントです。ワンプッシュ、30分・60分積算計の違いなど、いくつかのバリエーションが存在します。後続機にCal.30CHです。

【Flyback】
フライバック機能を持つクロノグラフはスタート後、ストップの操作を省略して、直接リセットすることが可能です。リセット後はスタートボタンを押さずともクロノ針が瞬時に再スタートします。クロノグラフ・メカニズム・デザインの妙は唯一無二の存在です。

【ダイヤル(文字盤)】
焼け、シミ、コキズなどの経年変化が認められます。文字・メモリは一部かすれ消えています。針はやや劣化しています。夜光は欠落しています。欠落痕が確認出来ます。

【ケース・裏蓋】
スレ、コキズが認められます。大きな凹みはありません。

【風防】
特に目に付くスレやスクラッチはありません。装着しての日常視認性も充分に確保されています。

【ベルト】
社外製です。使用感がありますがすぐに装着可能です。尾錠はメッキです。

【操作方法】
ケース右サイドにあるツマミがリューズです。そのままのポジションで手巻きができます。

手巻き時計ですので毎日リューズでゼンマイを巻き上げてご使用ください。巻き止り以上に強く巻き上げるとゼンマイが切れることもありますので、できるだけゆっくり優しく巻き上げてください。リューズは右回し(時計回り)に指先の腹で前方に押し出すようにして巻き上げます。

リューズを引いて回すと針が動いて時刻調整が出来ます。ハック(秒針停止)機能はありません。

クロノの操作は右上のプッシャーを押すとスタート、下のプッシャーでフライバックします。上プッシャーでストップ、下のプッシャーでリセットです。

【付属品】
時計店修理明細(2022年OH済)です。

日差は24時間の実測で30秒以内に収まっています。(実装時は多少の姿勢差はあるかと思います)。ラグ幅16mm。ケース径は33.5mm(リューズ含まず)、縦(ラグからラグまで)約41mm、厚さ約12mm(風防含む)です。