セイコー SEIKO キングセイコー HI-BEAT 45KS 4502-7001 KSメダリオン 手巻き 2016年5月のオーバーホール明細書付属・J-9377

1970年代頃 4502-7001 手巻き

セイコーのキングセイコーの手巻きモデルです。1881年の創業から常に時代の一歩先を行く時計を作り続けている時計ブランド「セイコー(SEIKO)」。1960年から70年代、日本の高度経済成長ととも名を広め、日本を代表する時計メーカーとなりました。積極的に海外展開も行い、「世界のセイコー」と呼ばれ、世界中で愛され続けている日本が世界に誇るメーカーです。今回ご紹介するのはそんなセイコーの「キングセイコー」です。機械そのものは最高級ラインであるグランドセイコーに準じながら、精度調整を簡略化するなどしてグランドセイコーに次ぐ高級腕時計とされたモデルです。搭載されている「45系機械」は第二精工舎亀戸工場が「クロノメーターコンクール」参加のために開発した機械を市販用に作り変えたものです。1968年に設立された「日本クロノメーター検定協会」の公式検定を初めてパスしたことや、クロノメーター規格よりも厳格なセイコー独自の「GS規格」をクリアし「グランドセイコー」にも搭載されました。そのため「45系機械」を搭載したモデルはキングセイコーの中でも「グランドセイコー」と並び最上位に位置づけられています。ケースはSS、スナップバックのラウンドケース。放射仕上げされたシルバーダイヤルには多面カットされたバーインデックス、ドルフィンハンドとシンプルながらに洗練されたデザインとなっております。インデックスと長短針には中央にブラックのラインが配されており視認性も抜群です。「SEIKO」と「KS」がアップライトになっており、デザインの一部となり高級感を高めています。3時位置のデイトはリューズの1段引きでクイックチェンジが可能。ハック機能も付いているので日常使用にも適しています。実用性もありながら無駄のないスッキリとしたデザインが魅力的な逸品です。装着のブレスは社外品です。エクステンションするタイプのブレスですので簡単に装着できます。飽きのこないシンプルなデザインですので長くご愛用いただけるかと思います。2016年5月に時計店にてオーバーホールした際の明細書が付属します。

【ダイヤル(文字盤)】微細なシミが認められますが、特に目に付く大きなダメージはありません。文字やメモリのかすれ消えはありません。概ね綺麗な状態を保っています。針やインデックスに錆びなど出ていません。【ケース】スレ、コキズがあります。目立って大きな凹みなどはありません。メダリオンはコキズがあります。裏蓋はオープナー痕が見られます。刻印は鮮明です。リューズの刻印も鮮明です。【風防】スレ、コキズ、線キズ、当たりキズが認められます。特に目に付く大きなダメージはありません。視認性は保たれています。【ブレス】ブレスは社外品、エクステンションするタイプです。当面日常使用できます。【操作方法】右サイドにあるのがリューズです。そのままのポジションで手巻きができます。 手巻き時計ですので毎日リューズでゼンマイを巻き上げてご使用ください。巻き止り以上に強く巻き上げるとゼンマイが切れることもありますので、できるだけ ゆっくり優しく巻き上げてください。リューズは右回し(時計回り)に指先の腹 で前方に押し出すようにして巻き上げます。リューズを1段引いて回すとデイトをクイックチェンジできます。2段引きで時刻調整が出来ます。ハック(秒針停止)機能付きです。【付属品】時計店のオーバーホール明細書(2016年5月)です。

日差は24時間の実測で30秒以内に収まっております。(実装時は多少の姿勢差はあるかと思います)。ラグ幅は18mm。ケース径は約35mm(リューズ含まず)、縦(ラグからラグまで)約42m、厚さ(風防含む)約9mmです。